新宿 軍艦マンション

松本 知彦 for Private Time/2014.12.10/東京東京

JR新宿駅から歩いて歌舞伎町を通り抜け、職安通りを大久保側に渡った場所に、通称「軍艦マンション」というビルがあるのを知ってますか?
建築マニアの間では、かなり知られた建物です。
この建物が数年前にリノベーションされておしゃれな?賃貸マンションに生まれ変わりました。

img一部の間では有名な通称「軍艦マンション」

imgエントランスから二股というのもおかしな構造。

第3スカイビルというのが本当の名称ですが、なぜ「軍艦マンション」というのかと言えば、それは外観が軍艦のカタチをしているからです。
船の軍艦ですよ、戦艦の。
たまたま軍艦のカタチに似ているから「軍艦マンション」と呼ばれているのではなく、建築家がそれを狙って作っているっていうのがスゴいです。

建築は狂気の建築家と呼ばれた渡邉洋治という人。
もう亡くなっていますが、陸軍船舶兵出身で、第2次世界大戦の時に船に乗っていたホンモノの軍人だったっていうのがオドロキなのです。
だからと言って、戦艦をモチーフに取り入れちゃうって無理あるんじゃないの?っていう・・・
ストレートすぎます。
一応、吉阪隆正が師匠っていうことは、コルビジェの遺伝子を持つモダニストだと思うのですが。

imgリノベされる前は、汚れ含め今より軍艦ぽかったです。

リノベーションされる前は建物はすべてシルバーに塗装されていて、本当に軍艦のようでした(汚れ含めて)
リノベーション後はグリーンに塗られていますが、異彩を放っているので遠くから見ても存在感があります。
1970年に建てられていますから、このブログでも紹介した「中野ブロードウェイ」や黒川記章の代表作「中銀カプセルタワー」と同じくらいの時です。
「軍艦マンション」と呼ばれる顕著な意匠は屋上にあります。
屋上には艦橋に見立てた塔が作られていて、ドアから外に出てみると、まさに甲板に出たような気分。
リノベされる前に、ここで開かれたカレー番長のパーティに参加したことがありますが、その時よりキレイになっていました。

img現在の屋上の様子。艦橋についている丸いものは給水タンク。

img艦橋側から見た画像。手すりも曲線にして船っぽくしてあります。

imgエレベーター横のドアを開けると住宅ですが、廊下せまっ!

img共有のコインランドリー。干す場所は洗濯物が飛んじゃいそう・・

リノベーション後のフロア構成は、10~14階が居住フロアとリビングスペース、6~8階がシェアSOHO、3~5階がオフィスフロアらしいです。
募集の内容を見ると、イマドキのクリエーターに使って欲しいみたいですねえ。
しかし、バスルーム1室、シャワールーム5室、トイレ11室って、、ん??
部屋にはシャワーもトイレもなく、すべて共用ってことのようです。
洗濯機も共用。6台あって使用料は200円だって。。
シェアという概念が浸透して来たとはいえ、洗濯もトイレも、シャワーも共有って、、、昭和の下宿じゃん 笑
おまけに部屋にはキッチンもないみたいです。
9階が共有リビング&ダイニングルームで、大きな1室にキッチンが2セット設置してある 笑
寮かよ!って感じですが、独身の学生寮風なんでしょうか。
ちょっと自分的には潔すぎてついていけませんが。。汗
部屋以外すべて共用で8万4千円って高くない?

でもこれも昭和のカルチャーですから、取り壊されずに残った、というだけでもスゴいことです。
空いてるみたいですから、中銀カプセルタワー同様、興味ある方は是非借りてみてください。

imgご興味ある方は是非

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