鵜の木 印刷のI-RO-HAフェスタ

松本 知彦 for Private Time/2015.05.20/東京東京

このイベントに行くのは今年で2回目。
ワークショップがメインですが。すごく楽しく、ためになるオススメのイベントです。
去年は寒い冬でしたが、今年は比較的暖かい先月の土日での開催でした。
場所は東急多摩川線の鵜の木という場所。

img印刷のワークショップってありそうでそんなにないです。

鵜の木という駅、うちからだと結構遠くて、このイベントがなければ絶対に行かない場所ですが、エライ昭和な雰囲気漂う街なのですね。
東急多摩川線という電車にも、イベントに行くために生まれて初めて乗りましたが、3両編成で、かなりローカル色が濃い。
合わせて駅前もかなり、郊外の私鉄沿線な感じです。
降りたら、目の前はたい焼き屋ですからね。
いい感じです。
大田区ってこんな感じなのですね。

img鵜の木って昭和な街なんですね。

去年はすごい人でしたけど、今年は去年より人が少なくてゆったり見られました。
印刷会社の金羊社と活版印刷のオールライト工房が共催するイベントで、印刷に関する色々なワークショップが開かれています。
印刷・加工体験コーナーでは、カレンダーや封筒作り、和綴じ製本、フォント作成が体験できるほか、活版印刷機の実演、トークショーなども開催。
自分はデザインや印刷関連の職業に携わってないからあまり、、、と思うかもしれませんが、まったくそんなことはなくて、誰でも充分に楽しめる内容です。
いくつか紹介しますね。

去年は自分でノートを作るワークショップがメインでしたが、今年はカレンダー作りでした。
10工程くらいに作業が分かれていて、それぞれのブースでシルクスクリーンや箔押しなど、実際に機械を触りながら自分で体験できるっていうのが魅力です。
しかもその機械は、今あまり見られなくなった古い印刷機械。
それ以外にも、昨年も開催していた封筒作りや和綴じのワークショップ、自分で作るオリジナル書体づくり、活版印刷体験など。
どれも勉強になります。
小ロットの絵本や文房具、アート作品なども販売されていました。

img上から丁合、シルクスクリーン、エンボス、箔押し。自分でやります。

img製本(鳩目/ゴム)、製本(リング)、製本の工程。こちらも自分で。

imgそして完成です。

img去年の同じイベントで作ったノートと封筒。

img鉛の活字を使ったワークショップもあります。貴重。

先日ブログにアップしたチョークアートに関する記事の中で、100年前の技術が現在アートとして見直されているという件について書きましたが、このイベントもそれに近いものがあります。
その魅力は、最終成果物のクオリティが一定ではないということ。
1点1点が予想できないユニーク(別々)な結論になるということですね。
きっと均一化されたデジタルからの反動でしょう。
忘れ去られたアナログの技術に人々は制作現場のリアリティを、時にはノスタルジーな魅力を感じている。
デジタルを駆使したチームラボのイベントにたくさんの人が集まるのと同時に、こうしたイベントにも多くの人が集まるという、不思議な時代になっていますね。
でも考えてみたら、プロセスにデジタルという手段を使っていても、どちらも計算では導き出せない結果、数値化できない結論(驚き、感性、現場でのハプニング)があり、そうしたヒューマンなものに人々は魅かれているのかもしれませんね。

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