いま広尾商店街が熱い!

松本 知彦 for Private Time/2015.12.17/東京東京

東京に住んでいると、ある時新しい店が複数できたり、活気が出てきたりするエリアやストリートが突然出現することがあります。
理由はわかりませんが、口裏を合わせたように複数のお店が新しいビジネスを同時にスタートさせる不思議なタイミング。
渋谷の東急本店の裏の通り(奥渋というらしいですが、今めちゃ熱いです!)や広尾の商店街に最近それを感じます。
数年前は中目黒、そして西荻、蔵前などなど、こういう現象が次から次へ、東京のあちこちで順番に起きるのが面白いです。

img今話題の熱い店 フレンチフライ専門店AND THE FRIET

広尾って、昔は大人と外国人の街というイメージでした。
大使館があるせいだと思います。
西麻布に近いとはいえ、遠くからわざわざそこへ遊びに行く場所とは違うし、広尾ガーデンプレイス(以前は宮沢りえも住んでいた)などが建つ高級住宅地であり、そこに住む人たちの憩いの街っていうイメージがありました。
明治屋、神戸屋キッチン、有栖川公園、フレンチのヒラマツ、エノテカ、カフェデプレ、インターナショナルマーケット(このマーケットには暖炉用の薪が売っている!)などなど、そんな店に混じって古い商店もあって、新しいものと古いものが混在する地元感あふれる街だった。
昔はシカダ(郷ひろみが二谷友里恵にプロポーズした店だっけ?今は青山に移転)や香港ガーデン(閉店)、シドミードがデザインしたthe wall(閉店)、FOB COPE(閉店)、アンナミラーズ(閉店)などなど、広尾エリア以外から人たちを集客する施設がありましたが、今はそれらもなくなって、すっかり落ち着いた感じ。
ラ・ビスボッチやイルブッテロなど、昔からの有名店は健在ですが。

そこに今熱い店が出来ています。
広尾駅から商店街を入ったところはそんなに変わっていませんが、変化は商店街を明治通りに抜ける手前の奥の方。
新しいイカしたお店がボンボンできてます。

img上がAfrika Rose、下はsage&fennel、2つとも新しいお店

img先月広尾にオープンした集合施設CANVAS

今年オープンしたアフリカのバラを売る専門店Afrika Rose。
アフリカとバラの組み合わせってなんだか意外。
日本のバラより鮮やかで生命力にあふれています。

カリフォルニア発のスローファストフード店sage&fennel(セージ アンド フェンネル)
今年の11/1にオープンしたばかりのお店です。
スローでファストって何のこっちゃ訳わかりませんが、都会のライフスタイルに合わせて自然と健康に向き合ったスローフードをファストに提供する店、、、だそうです。ハイ。

同じく11/5にオープンしたCANVAS TOKYO。
ここはnicoドーナツとコーヒー、LAスタイルのサンドイッチを売る複合施設とのこと。
複合施設と言っても建物はそんなに大きくないですが、外観はカッコいいです。

imgAND THE FRIETのビジュアルアプローチはユニーク。海外の店みたい。

imgおいしいフレンチフライとデザインの融合。

そしてフレンチフライド専門店のAND THE FRIETです。
オープンして2年くらい経ちますが、店ができた時は毎週末20人、30人の長蛇の列でした。
もう落ち着いてきたので初めて入ってみることに。
このAND THE FRIETは国内外のクラブミュージックを手掛けるKSRという音楽会社が経営しているらしいです。
音楽とフレンチフライ専門店ってこれまた意外。
店のインテリアがかっこよくて、ビジュアルデザインの優れた店でなので、誰がやってるのだろうと思って調べてみたら・・・・
やっぱりねえ。
平林奈緒美さんでした。
以前nico and原宿本店やユナイテッドアローズのカタログを紹介する際に何度か記事に書きましたが、女性誌やファッション広告をたくさん手掛ける敏腕アートディレクター。
見た瞬間に、すぐに他の店との視覚的な違いを認識できます。
ホントに優秀だなあ。
インテリアデザインを手掛けているのはraregemという事務所で、今回はじめて聞きましたが、この人たちの仕事カッコいいです。
グラフィックもだけど、インテリアも最高ですね。

imgおもちゃのたまやと山田屋。同じ通りにこういうお店があるのは重要です。

imgクッキーがおいしい東京フロインドリーブは1970年創業

こうして見てみると、新しい店にはみんな意外性と専門性があることがわかります。
今後の継続性はわからないですが、意外性がないと集客は図れないのかもしれませんね。
すぐ目の前には昭和感バリバリのおもちゃのたまや、そして手焼きせんべいの山田屋などがあります。
新旧入り混じっているのが、私鉄沿線の商店街特有のいいところですね。
同じ通りにある老舗有名店、ドイツパンとクッキーで知られる1970年創業の東京フロインドリーブ、そして1893年創業の老舗で有名な多田スポーツも健在です。

imgおまけ。広尾と言えばやっぱりピッコログランデの加藤夫妻の笑顔。

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