MAEDA@MEDIA / ジョン前田

松本 知彦 for Private Time/2011.10.13/本

ジョン前田はシアトルで豆腐屋を営む日本人の父のもとに生まれ、MIT(マサチューセッツ工科大学)でコンピュータを先攻していましたが、ポール・ランドの作品と出逢ってデザイナーに転向します。
来日してグラフィックデザインの仕事をしていましたが、母校であるMITに呼び戻され教授になったという変わった人です。

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インターネットなどテクノロジーとアートの融合によって、視覚情報を構成する手法が確立される以前から、そのような試みを行っています。
作品の中にはもちろんWebやインタラクティブデザインもありますが、通常デザイナーがイラストレーターを使用して最終的には印刷物として平面に定着させるようなグラフィックデザインを、プログラムによってマシンに自動計算させて作り上げるという、最初に展覧会で作品を見た時にはそのプロセスにかなり驚きました。
グラフィックデザインの分野で彼のようなアプローチを取っている人は、当時誰もいませんでしたから。(現在もいませんが。。)
プログラミングによって、感性的なデザインを作り上げるという彼のスタイルは、非常に興味深いものがあります。

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モリサワや資生堂などの企業ポスターをプログラムによって制作していますが、この作品集も最初プログラムによって印刷誌面を自動的にデザインする仕組みを考えたりしていて、こうした発想をする人は日本人にはあまりいません。
しかしながら、このような考え方は今後テクノロジーが発達する中で、常に求められる要素のような気がします。

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