S,M,L,XL / Rem Koolhaas

松本 知彦 for Private Time/2012.01.31/本

オランダの建築家レム・コールハースによる建築に関する思考プロセスを記述した本です。
1995年の出版ですが、ページ数1,376、重さ2.7キロという相当に分厚い書籍になっています。
書店で買うのはなかなか大変な本です 笑

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コールハースはこの本の中で、大量の図面やドローイング、写真を交えながら、自身の日記、建築に関する批評などを散文的に展開していますが、アートディレクションを担当するブルース・マウの手腕によってそれらがまとめられ、実験的かつ大胆にレイアウトされています。
本が出た当初は、建築家だけでなく、アートやクリエイティブに興味を持つ人の間で、かなり話題になりました。

消費と建築が結びつき、一流建築家が手掛けるファッションビルが次々と現れ、建築家がもっとも注目されていた頃です。
コールハースはNYのプラダを手掛けますが、表参道でもヘルツォーク&ド・ムーロンが手掛けたプラダ、伊東豊雄のトッズ、青木淳のヴィトン、妹島和世のディオール、隈健吾のLVMHビルなどなど、次から次へと競う合うように著名建築家が設計したファッションビルが現れました。
今や、数字を取るためにパン特集なんて組んでるカーサブルータスも、この頃は建築テーマ1本で突き進んでいました。
あのパワー、どこへ行っちゃったんでしょうね。。。

レム・コールハースは建築業界のノーベル賞とも言うべきプリツカー賞を、2002年に受賞しています。
日本人でこの賞を受賞しているのは4人(正確には5人)だけ。
丹下健三、槇文彦、安藤忠雄、そして妹島和世と西島立衛。

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