TAKE 8 IVY

松本 知彦 for Private Time/2012.02.27/本

昨今のファッションにおけるアメリカントラッドのブームに乗って、去年出版されたその名もTAKE 8 IVYという写真集です。

imgメンズファッションの永遠の教科書だそうです。

8とはハーバート、イエール、ペンシルベニア、プリンストン、コロンビア、ブラウン、ダートマス、コーネルで、IVYリーグと呼ばれる8つの名門大学を指しています。
当然のごとく、本に出てくるのは1960~70年代のホンモノの大学生のファッションです。
こうしたアメリカのIVYファッションは、同時期に日本の若者の間で大流行しました。

imgIVYの若者を描いた有名な平凡パンチの表紙。イラストレーターは大橋あゆみ。

日本におけるIVYのブームはファッションブランドVANが火をつけます。
VANの服を着て銀座を闊歩する「みゆき族」と呼ばれる若者が出現、その後全国に派生していきます。
僕より上の世代の人たちが熱狂したファッションですが、僕も高校生の頃、IVYを勉強しました。
そして今再び、その時代を知らない20代~30代の間でアメリカントラッドが流行っています。
知らない人のために説明すると・・・・
ジャケットはナチュラル・ショルダ-でボックスシルエット、3ボタンの上2個掛け、中にはボタンダウンシャツを着るという、非常にわかりやすいスタイルです。
デニムを履いてはいけない、チノパンを履け、タイはレジメンタルとニットタイに限る、ブレザーにはエンブレムなどなど、IVYには守らなければならないルールがたくさんあります。
アメリカの大学生がそんな堅苦しいルールに縛られていたとは思えないのですが、日本の雑誌には守らなければいけない細かいルールが色々と書いてあって、教科書の役目を果たしていました。
僕も高校の頃、ポパイとメンズクラブは毎号買って読み倒していましたね。
洋服だけでなく、女子のエスコートの仕方、デートのお店まで、マニュアルが必要だった時代です。

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img今見てもあんまり古さを感じませんね。

しかし、ルールに縛られた堅苦しいIVYより、それを着崩したプレッピーの方が好きでした。
今、アメリカントラッドを着ている若者を見ると、着こなしは違いますが、個々のアイテムは懐かしいです。
ボタンダウンに始まって、ウィングチップ、チノパン、ウェリントンのメガネ、このまま行くと、そのうちスタジャンも流行るのかなあ。笑
IVYの後、時代はビートルズの来日でモッズ・GSブームへ、そして新宿ヒッピー、サイケの時代を経て、70年代フォークへ向かいます。

なぜか、久しぶりに若大将シリーズが見たくなりました。
もちろんエレキの若大将ね。

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