ロンドン6 さらば青春の光

松本 知彦 for Private Time/2012.04.27/旅

ロンドンにいるもう一人の友人、それは同じ大学を卒業した女子です。
当時19歳だった僕には、仲の良い女子の友人が4人いました。
彼女たちと一緒にいろんな所へよく遊びに行きましたね。
話題のレストランだったり、ナイトクラブだったり。
4人のうちの1人が、今回の旅で逢う友達でした。
ブランドコンサルを手掛けるデザイン会社のグラフィックデザイナーで、イギリス人建築家デビッド・チッパーフィールドの事務所に勤める旦那と2人でロンドンに住んでいます。
他の3人はと言うと、1人はスペイン人と結婚してスペインへ、もう1人はイタリア人と結婚して現在ミラノ在住、あとの1人は独身ですが福岡に住んでいます。
誰も東京に残っていないという・・・・笑
理由はよくわかりませんが、僕は昔から海外に行ってしまう女子と仲良くなるのでした。

彼女以外にも多くの友人が今もロンドンに住んでいるはずですが、もう連絡先がわかりません。
そんな美術大学時代の友人に会うこともあって、自分自身が当時カルチャーショックを受けたロンドンのことを、もう1度、自分なりに復習してみたいと思った旅行でもありました。

70年代サブカルの発信地だったワールズエンドで有名なキングクロードや、カーナビーストリートは、もう当時の面影はありません。
僕が行った頃から見ても、ずいぶん変わってしまいました。
カーナビーストリートではモッズご用達の店シェリーズが一軒だけひっそりと営業していました。
小奇麗になって、カルチャー発信のストリートな感じはありません。

imgなんだか吉祥寺のようなカフェ気分のカーナビーストリート。

でも、ビートルズで有名なアビーロードの横断歩道は、以前来た時のままです。
近くにあるスタジオも健在、落書きも健在。
変わったことと言えば、以前来た時は観光客なんて誰もいなかったのに、今は横断歩道を渡る順番待ち・・・
やっぱりここにも人が押し寄せているのでしょうか。
想えば、最初にロンドンを訪れた時から、25年以上が経過しています。
ずいぶん昔ですねえ。
同じ場所に、今度は自分の息子と来ているという事実が、なんだか不思議な体験でした。

imgマニアにはここはマストでしょうね。ビートルズストアへも行きました。

img上から、25年前の自分、2012年の自分、2012年の10歳のリンタロ。

img25年前の自分と2012年の自分。ピカデリーの像がコンパクトになったように見えますね。

20歳そこそこでロンドンを訪れた時は、映画「さらば青春の光」の舞台となったブライトンまで2時間くらい電車に揺られて見に行ったことを思い出しました。
この映画はWhoの4重人格というアルバムが題材となっていますが、1人のモッズ少年の心の葛藤を描いた映画です。
映画の中にも出てきますが、ブライトンビーチはモッズとロッカーズの大乱闘が実際にあった場所。(ストレイキャッツの歌にも出てきますね)
白い崖が続く港町でなぁんにもないのですが、それでも映画のロケ地を訪ねて感無量だったのを思い出します。

imgヨーロッパ旅行の際に、両親へ宛てた手紙。

img25年前、パリでの自分。

ロンドンの友人と、以前は車のショールームだったという、メイフェアにあるWolseleyというお店でアフタヌーンティをしました。
このお店、グイネス・パルトローやケイト・モスがよく来るお店として知られています。
インテリアを手がけたのはLondonレストラン業界では有名なDavid Collinsという人。
そんな店で、昔の友人と大学時代の話をするなんて、思い出深いロンドンという街と相まってちょっと懐かしい時間でした。

imgかなりクラシックな内装でいただく紅茶とスコーン、おいしいです。

これで僕の旅は終わりです。
色々な思い出が詰まったロンドン、今回は自分自身、それを復習する旅でもありました。
リンタロにヨーロッパの街を、本物の芸術を見せることを最優先にしたため、ほとんどの時間をそれに費やしました。
もっと買物もしたかった、レストランも行きたかった、あそこへも行きたかったなどなど、色々思ったりもしますが、それはまた、いつか別の機会にしたいと思います。
彼が大人になって、父親とヨーロッパに行って絵を見たという記憶が、少しでも残ってくれたらいいなぁと思います。
忘れるなよ、リンタロ。

最後に、色々なものが変わっていましたが、これだけは変わっていませんでした。

img大きさも、食べた後の胃のもたれ具合も変わってません 笑

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