ロンドンで学んだ「POSH」って何?

松本 知彦 for Private Time/2014.10.23/旅

僕が10~20代のころ、DCブームがあって、その中の1つにPOSH BOYというブランドがありました。
POSH BOYってどんな意味なのか当時は調べもしなかったけど、今回のロンドン旅行で久しぶりに「POSH」という単語を聞きました。
その意味はあるイベントに行って、よりリアルにわかることに。

imgLAPADAというアート&アンティークフェア。これが仮設テントなんですよ。

ロンドンにいると、結構みんなこの「POSH」という単語を使うのです。
「POSH」とは何か?
直訳すると「贅沢な、高価な」という意味のようですが、地元の人はその意味でも使ってはいますが、「POSH PEOPLE」という言い方をしたりして、本来的には上流階級の人を指して使う言葉のようです。
やっぱりクラスを指す単語だということです。
僕の知っているDCブランドのPOSH BOYは、安いTシャツとか売ってて、まったく「POSH」じゃなかったですけどね。笑

それで「POSH」な人ってどういう人なのか?
話す言葉やアクセントで、わかるようです。
具体的には話し方が優しくて上品っていうことになるのですが、単にジェントルマンとも違うみたいで、「POSH」な人のことをイギリス人は「違う世界の人」とも言っていました。
日本だとこういう感覚は、あんまりないですね。
幼稚舎から慶応で、親が外交官で、商社に就職する人たちでしょうか。
「POSH」は、その人の出自が重要なので、後天的な要素ではなれないようです。
単なる金持ちとかではなく、貴族出身であるとかそういうことが重要らしいです。
生まれた時から「POSH」なことは決まっている、要は家柄に大きく関係しているみたいでした。
そうすると「POSH」は「POSH」としか結婚しないでしょうね。
ワーキングクラスは一生ワーキングクラスのまま。
僕の祖父は学校の校長先生ですが、父はマンガ家ですからね、思いっきりワーキングクラスです笑
その話をしたら、「アートは別枠」という返事が返ってきて、ちょっとそのあたりのクラス設定は、イマイチわからない部分もあります。
そんなことを考えていたら、全編ロンドンロケで撮られた、スカーレット・ヨハンソンが出てるウッディ・アレンの映画「マッチポイント」を思い出しちゃいました。
アイリッシュのワーキングクラス出身の青年が、ロンドンで「POSH」な人と親しくなったことで起きる事件の話です。
この映画、ロンドンの名所がたくさん出てきて、ストーリーもおもしろいので機会があったら是非見てみてください。
スカーレット・ヨハンソンがめちゃめちゃエロイです。

imgスカーレットが麻のワンピースを着て出てくる冒頭のシーンからエロい!笑

街を普通に歩いていると、「POSH」らしき人はまったく見かけません。
前回も書きましたが、スーツを着ている男子はほとんどいないのです。(自分の行動範囲がたまたまそうだったのかもですが、)
女子はほとんどがレギンスです。
しかも日本人みたいにお尻を隠さない。
レギンス履いて尻のライン丸出しの人ばかり。
「POSH」な人とは関係ないかもしれないけど、「POSH」な人はそういう格好はしないだろうなあと笑

滞在中、カートゥンミュージアムで行った展示のオープニングパーティで、スポンサーになってくれたJAPAN GALLERYのオーナーに、明日LAPADAという展示会があるので来ませんか?とお誘いを受けました。
このイベント、イギリスでもっとも権威あるアート&アンティークフェアらしく、JAPAN GALLERYもそこに出店するとのことでした。
レセプションには「POSH」な人もたくさん来るよ、とのことだったので、話のネタに見に行くことに。
しかしフツーに「POSH」な人が来るっていうコメントがおかしいですけど。

imgテントの中にはたくさんのアンティーク商のブースかあります。

imgロイズアンティークのようなブースがたくさんありました。

たくさんのギャラリーが集まるメイフェア(銀座みたいなところ)近くのバークレースクエアに、でっかいテントが張られていて、その中に50くらいのブースが作られていました。
招待制で一般の人は入れないイベントでしたが、中にはまったく街で見かけない人々が。
ドレスアップした強力な方々ばかりでした。
そしてスタイルもよい。
レギンスは1人もいません笑
なるほどこれが「POSH」ね。

imgまさにこれが「POSH」! こういう人、街にはまったく歩いてません。

アンティークの時計やヴィクトリア王朝の家具、銀食器、マティスやコルビジェの版画まで、扱っているものは色々ですが、共通するのは貴族趣味のアンティークということ(高価!)。
そしてお誘いいただいたJAPAN GALLERYのブースへ行くと浮世絵と、なぜかジブリのセル画を売ってました。
そこでオーナーと親しげに話している1人の日本人女性を紹介されたのですが・・・
あれ???なんか見たことある人だぞ。
宇多田ヒカルさんでした。
紹介されたものの、あんまり僕らと話したくなさそうだったので、積極的には話しかけませんでしたけど 笑
なるほど、宇多田ヒカルも出身は「POSH」じゃないけど、アート枠で出場ってことか。

img帰りは美しい夜のリージェントストリートを通って帰りました。

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