京都 銀閣寺

松本 知彦 for Private Time/2013.02.19/旅

京都の名所旧跡は中学の時の修学旅行で訪れましたが、それ以降は来る機会がなかなかありません。
清水寺だけは、何度か訪れてますが。

imgなが~い三十三間堂。中は荘厳(撮影禁止)。

小学校の時に銀閣寺のプラモデルを作って、自宅のリビングにあるテレビの上にずっと飾っていました。
プラカラーで色も塗って、結構リアルなプラモデルでした。
でも実際に銀閣寺には行ったことがなく、前から1度は行ってみたいと思っていたんです。
修学旅行でも銀閣寺が入っている見学コースは選びませんでしたから。
先日京都への出張があり、はじめて銀閣寺を見る機会がありました。

img世界遺産にも登録されているんですよ。

銀閣寺は500年前に足利義政が作った山荘。
当時は12棟の風雅な建物が点在して豪壮なものだったそうですが、現在では銀閣と東求堂の2棟が残されているだけです。
建築だけでなく、東山文化を代表する散策路や庭園としての魅力もあります。

しかし・・・・・
小さい!!
実物ってこんなに小さいんですね。
小屋のような小さい日本家屋で、茶室に通じるものがあります。
昔の日本人のモジュール、サイズ感ってこうだったんでしょうね。
現代と全く違います。

img家で焚いても、なんともいい香りです。オススメ。

銀閣寺に入るためのチケットを買う場所には、何やらよい香りが漂っています。
それがとてもよい香りで、なんだろう?と思っていたら、
銀閣寺オリジナルのお香でした。
サンタマリアノヴェッラとコラボした商品も出している、これまた京都老舗の松栄堂のお香。
松栄堂は1705年創業。
銀閣寺より200年若いですが、それでもなんと300年お香一筋です。
以前このブログでも書きましたね。
http://blog.10-1000.jp/cat35/000495.html

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img銀閣寺を訪れることがあったら買ってみてください。

我が庵は月待山の麓にて
かたぶく空の影をしぞ思ふ
義政

那須 野ヶ原ファーム

松本 知彦 for Private Time/2012.10.11/旅

先日、生まれて初めて乗馬を体験しました。
行ったのは那須にある那須野ヶ原ファームというところ。
この施設、とある知人に教えてもらって行ったのですが、いやあ、素晴らしい体験でした。

imgアイランドホテル&リゾート那須

それまで那須といえば二期俱楽部しか行ったことがなかったですが、今回行ってみてわかりましたけど、那須ってかなり広いのですね。
泊まったのはアイランドホテル&リゾート那須というホテルで、二期俱楽部よりも福島寄り。
同じ那須町にありますが、2つはかなり離れています。
ホテルにはゴルフ場が併設されていて、宿泊客のほとんどはゴルフが目的の人だと思われます。
あと乗馬が目的の人も多少はいるでしょう。
そこから車で30分。

かなり細い農道のような道も通って、いったいこの先に目的の施設はあるのだろうか?
と不安に思っていたら、日本的な田舎風景が消えて、突然ヨーロッパの田園風景が目の前に。
まず目に入ってきたのが、この白い建物です。
いったい何だろう・・・・?

imgこの白い木造の建物、内部が2,500㎡もあるんですよ。圧倒されます。

中に入ってわかりましたが、それは馬の厩舎でした。
半分が屋内の練習場?になっています。
檻の中(個室?)には馬たちがいました。
こんなに近くで馬を見るのも生まれてはじめてです。
草しか食べないのに、馬ってどうしてこんなにも素晴らしい筋肉とボディラインなんでしょうね。
なんとも美しいフォルムです。

そして僕は馬の厩舎に来たことなど、今まで一度もありませんが、他の厩舎もこんな感じなのでしょうか?
あくまで想像ですが、こんな凝った作りにはなっていないのじゃないかと。
それはシロウトの自分にもわかるくらいで。
部材のディテールを見ても、全部英国から取り寄せているのです。
英国王室で採用されているものと同じものだそうです。
こだわりですね。
やっぱり乗馬はブリティッシュなのですなあ。
本来貴族がたしなむスポーツですから。
そして室内運動場だけで、なんと1,680m²もあるんですよ。
すごいなあ。

img厩舎の中に入ると馬がたくさん。

imgパーツにもこだわってますなあ。でもかなり大事なことです。

もう1つ驚いたことは、たくさんの馬がいるのですが、動物臭がしないことです。
糞の臭いもしないし、動物園のような匂いがまったくないのです。
ゴミもないし、とっても清潔で、英国製の建物と相まって、管理もこだわっているのが伝わってきて、これまたスタイリッシュに尽きますなあ。

さて、いよいよ馬に乗ります。
乗馬ブーツと、その上からスネの部分に巻く革製のもの(何ていうんですか?)、手袋にヘルメット(で呼び方はいいんでしょうか?)を借りて、まず室内運動場で練習です。
習性を利用した馬の操り方を教えてもらいました。
信頼関係を構築することが大事だという説明が印象に残っています。

imgとても広い敷地。ほとんど山丸ごとの印象です。

室内の練習場から屋外に出ると、、、、
これまたよく手入れされた広大な敷地が広がっているのです。
敷地が35ヘクタールもあるんですって。
そこを颯爽と馬に乗って駆け抜けると気持ちがよく、、、、とは当然ならないので、係りの人に手綱を引いてもらってゆっくり歩いただけですが、気持ちがよかったですね。
今まで馬にハマって乗馬が趣味だったり、競走馬を買ったりしている人に何人か出会いましたが、当初はなんでそこまで好きになれるの?自分には縁のない世界と思ってました。
でも馬と接した今では、その気持ちが少しだけわかるような気がします。
愛おしい気持ちが沸いてきますから。
馬って人間より体温が高くて、温かいんです。

imgあんまりカッコよい絵じゃないですけど・・・

この施設、数年前にオーナーが土地から購入して作ったものだそうです。
敷地には農園があって野菜の他にジャムなども作って販売していたり、牧草を育てて供給もしているそうです。
その広大な土地の一部に乗馬の施設があるというわけです。
馬がメインじゃないっていうのを聞いて、それもすごいなと。

欲を言うと、もうちょっと東京から近いといいのになあと思いました。
でもこんな施設は東京近郊にはあまりないと思います(横浜にも乗馬クラブがあるみたいですが)
参宮橋にある東京乗馬クラブはかなり小さいですしね。
オススメの施設ですから、皆さんも機会があったら行ってみてください。
大げさかもしれませんけど、人生でこういう経験も必要だなあと感じさせるものがあります。

最後に
なぜか最近英国づいていますが、乗馬も英国貴族のスポーツです。
ゆえに乗馬にはルールがあって、乗馬ファッションにもセオリーがあります。
それは英国ならでは。
うちの車も英国製ですが、こんなに絵的にぴったりな場所もないなと思った次第でした。
普段都内ではまったく感じませんが。

imgこいつも喜んでいることでしょう。

オリオンビール

松本 知彦 for Private Time/2012.09.07/旅

今年の夏休みは沖縄に行ったので、スタッフへのおみあげはこれにしました。
こいつはおいしい!

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オリオンビールは1957年に沖縄で創業。
当時沖縄はアメリカ軍の統治下にありました。
沖縄の自立と地域経済の繁栄を目的に設立された背景があります。
オリオンビールの名前は一般公募とのことですが、南に見える星座のオリオン座を意味しています。
オリオン座は沖縄のイメージにマッチしていること、星は人々の夢やあこがれを象徴しているというのがネーミングのコンセプト。
なんだかロマンチックなビールですね。

しかし沖縄から20本を東京に持って帰るのは大変。。。
現地から郵送してもらいました。
それにマーブルフーセンガムの沖縄限定シークアワーサー味もつけて、スタッフ全員に渡しました。
みんな、、、これで癒されたかな。

八重山2

松本 知彦 for Private Time/2012.08.29/旅

昨日アップした記事、沖縄の離島、小浜島の続きです。
宿泊したのは「リゾナーレ小浜島」、今年の4月、軽井沢の星のやで知られる星野リゾートに買い取られたホテルです。

imgエントランス。外観はほとんど変わってません。

img部屋のインテリアはアマン入ってます。プールがついてる部屋もあり。

4年前に同じホテルに宿泊した時は、「ヴィラ ハピラ パナ」という覚えられない名前でした。
内装はほとんど変わっていませんでしたが、なんだか以前来た時より、人が多くてラグジュアリー感は薄くなった印象。
部屋数は以前と同じですが、以前あった「ヴィラ ハピラ パナ」「アマランダ」という2つのホテルを1つにして、複数あったレストランを1つだけにしたためだと思われます。
これなら隣にある「はいむるぶし」の方がいいかも。
「はいむるぶし」は1979年にヤマハが開発したリゾートホテルを、5年前に三井不動産が買い取って現在に至っています。

img「はいむるぶし」は客室が200くらいあって、こちらも部屋へは電気カートで移動

ホテルの隣にはゴルフ場があります。
リゾートホテルにゴルフ場併設って環境破壊もそうですし、80年代の企画ならではという気がします。
レストランのあるホテルのフロントと各部屋は離れていて、毎回電気カートに乗って移動します。
以前はホテルの裏がプライベートビーチだったんですが、それは閉鎖になっていました。
ビーチは少し離れたところにあって、バスでビーチハウスまで移動します。
施設内にプールは3つ。

imgゴルフ場に沿って客室が建てられています。

imgアマンを参考に作られているのがよくわかりますね。

感じたのは、思い切りアマンリゾートを意識しているということ。
インフィニティプールも、内装も、独立型の離れた客室も。
でも違っているのは、ここでは時間の豊かさはあまり感じられないということです。
それは朝食の時間、レストランが混雑してお皿が足らなくなっちゃったり、接客が若い女子ばかりでサービスがイマイチだったり、どこへ行っても宿泊客に会いまくってしまったりすることにも関係があると思います。
敷地は広いのにレストランが狭いのが一番の問題でしょう。
星野リゾートに買収されて何が変わったのか、ホテルの人に聞いたら、オペレーションだと言っていました。
当り前のことでしょうけれど、時間を売っているのではなくて数字を追い求めている気がしました。

そんなホテルのレストランで晩ご飯を食べていると、隣のテーブルにどうみても観光目的じゃないグループが。
そこに1名派手なオレンジのジャケットを着ている女子がいて、彼女どう見ても芸能人。
髪の毛を黒く染めているので一瞬わかりませんでしたが、よく見たらタレントの奈々緒さんじゃあーりませんか。
周りの人は誰も気が付いていない 笑
しかしロンドンで見た北川景子といい、芸能人は都心以外でも目立つ格好をするのですね。
スタッフと一緒に撮影に来ているようでした。
翌日の朝食でも会いましたけど、グラビア撮影といえばグアム、というのはもう古いのでしょうか。

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ホテルと言えば、島の反対側には倒産したコーラルアイランドリゾートというのがあります。
一部分譲されて、現在も人が住んでいるようですが、広大な建物の大部分は朽ち果てています。
廃墟マニアにはたまらないでしょう。
しかし熱海といい、時代が置いていった夢の跡のようで、非日常のリゾート気分とのコントラストがあまりに激しく、悲しい気持ちになります。
4年くらい前に再生計画があったようですが、それも頓挫してしまったようです。
誰もいない綺麗なビーチに波だけが打ち寄せていました。

70年代は熱海や伊豆が関東圏に住む人の主な旅行先でした。
80年代の好景気で渡航先がハワイやグアムに広がり、90年代にはバリやプーケットに。
しかし今はどうなんでしょう?
減り続けていく日本の人口。
海外旅行に行く20代も減り続けているというデータがあります。
そんな中で沖縄は今後もっと注目されていくのでしょうか。
魅力を創出して人を誘致していくのは大変なことです。

2012年6月、竹富島に星野リゾートが開業した「星のや」はどうなんでしょうね。
それまであった島のルールを変更して水牛に乗れる時間を早くしたり、竹富島にそれまでなかったプールを作ったり。
大人だけしか宿泊できないと思っていたら、サイトを見たら子供も宿泊できるみたいです。
次回機会があれば行ってみたいものですね。

img石垣空港はザ昭和です。

帰りは直行便がないので、石垣島を必ず経由します。
石垣島は現在新空港を建設中。
現在の空港は昭和な感じムンムンです。
でもこれはこれでよいのです。
新空港ができて大勢の観光客が押し寄せても、島独特の文化は消えていって欲しくないなあと思いました。

八重山1

松本 知彦 for Private Time/2012.08.28/旅

沖縄本島よりさらに南に行くと、石垣島、竹富島、小浜島、黒島、西表島などの離島が点在しており、これを八重山諸島と言います。(つながった八つの島のようにい見えるという語源)

今年の夏休みはこのうちの1つ、小浜島へ行きました。
小浜島を訪れるのはこれで2回目。
八重山諸島に来るのは4回目です。

img島の真ん中を走るシュガーロード。島には牛やヤギがたくさんいます。

小浜島はとっても小さな島ですが、以前NHKの朝の連続テレビ小説の舞台になったので、知ってる人は知ってるでしょう。
島には2つのホテルと小さな集落以外には、ほとんど何もありません。
空港はなく、石垣島からフェリーで30分、主要産業はさとうきびの精製と畜産業。
島の真ん中には、さとうきびを運ぶ道、通称シュガーロードがあります。

img幻の島は珊瑚礁でできた小さな美しい島

img本当に水が透き通っているのがわかると思います。

imgシュノーケリングではニモが見られるんです。

小浜島から八重山の他の島まで、船を利用すれば30分くらいで移動が可能です。
1日1本しか便がなかったりしますが。
その中でも珊瑚礁でできた浜島(幻の島)は素晴らしい場所。
ここへ来るのは2回目ですが、こんな場所が日本にもあるんです。
同じく離島の久米島から船で渡る「はての浜」にも似ています。(こっちもオススメ)
幻の島に比べると、はての浜の方がちょっと大きいですが、はての浜は沖縄出身のスピード(古い!)のPV撮影にも使われていました。
幻の島には、先日押切もえが来たとガイドの人が言ってましたけど(だから何?というツッコミはしませんでしたよ。)
海外のリゾート地に負けず、少なくともバリ島やハワイより水は澄んでいて、とっても美しい。
以前訪れたイビサよりも海は美しいです。
この周辺ではシュノーケリングも可能で、ニモでおなじみカクレクマノミが見られます。

img西表島には、ここでしか見られないマングローブが密集しています。

西表島はイリヤマテヤマネコが生息する秘境として知られる、八重山諸島で一番大きい島。
日本のマングローブは全部で7種類あるそうですが、それが全部見られるのは西表島だけだそうです。
このマングローブをカヤックで上流へ登るツアーもあります。
以前来た時も曇ってましたが、西表は今回もやはり曇ってました。
これは山が高いので、雲がこの島の上空で停滞するかららしいですが、その理由で雨がたくさん降ります。
離島の中では雨量が一番多く、石垣島、小浜島など他の離島で供給されている飲料水は、すべて西表から海底トンネルで送られているものっていうのがスゴイです。
逆に島に発電所はなく、電気は石垣島から海底ケーブルで送電されているらしいです。
1970年代まで西表島には電気はありませんでした。

img竹富島にあるコンドイビーチは美しい。人はほとんどいません。

img時間が止まっているかのようなのんびりとした島の風情

そして竹富島も小浜島から船で30分くらいで行ける小さな島。
星の砂(by 小柳ルミ子→古いね)、水牛車などが有名ですね。
今年6月に星野リゾートがここに「星のや」をオープンさせたことでも話題になりました。
昔と変わらない自然、町並みがそのまま残っていて、島全体が西表石垣国立公園に指定されています。
これだけ島の自然や文化がそのまま残っているのは八重山でここだけでしょう。
以前来た時も感じましたが、のどかでゆっくりと流れる時間を感じるのは、本当に癖になりそうです。
美しいコンドイビーチが有名ですが、ハイシーズンだと言うのに、ここにも人がほとんどいません。
どこまでも遠浅、白い砂浜、透き通る水。
かなり小さい島なのでレンタルサイクルで2時間あれば島を1周できます。

皆さんも機会があったら沖縄の離島八重山諸島に是非1度行ってみてください。
本当に美しい島々。
きっと虜になると思います。
直行便で訪れることができないために、人もそんなに多くないのがいいです。
1度訪れると、海外のリゾートに行く必要はないと、きっと感じると思います。

ロンドン おまけ

松本 知彦 for Private Time/2012.05.08/旅

先日、ジャクソン・ポロックの展覧会に行った際、オールオーヴァーという絵画の専門用語について知りました。
オールオーヴァーとは、画面上に中心と部分の関係を作らず、全体を均質に取り扱っている絵画様式を指します。
ロンドンの路上の写真もこうしてみると、オールオーヴァーアートのように美しいですね。
機会があったら、東京の路面と比較してみようかなあ。

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ロンドン6 さらば青春の光

松本 知彦 for Private Time/2012.04.27/旅

ロンドンにいるもう一人の友人、それは同じ大学を卒業した女子です。
当時19歳だった僕には、仲の良い女子の友人が4人いました。
彼女たちと一緒にいろんな所へよく遊びに行きましたね。
話題のレストランだったり、ナイトクラブだったり。
4人のうちの1人が、今回の旅で逢う友達でした。
ブランドコンサルを手掛けるデザイン会社のグラフィックデザイナーで、イギリス人建築家デビッド・チッパーフィールドの事務所に勤める旦那と2人でロンドンに住んでいます。
他の3人はと言うと、1人はスペイン人と結婚してスペインへ、もう1人はイタリア人と結婚して現在ミラノ在住、あとの1人は独身ですが福岡に住んでいます。
誰も東京に残っていないという・・・・笑
理由はよくわかりませんが、僕は昔から海外に行ってしまう女子と仲良くなるのでした。

彼女以外にも多くの友人が今もロンドンに住んでいるはずですが、もう連絡先がわかりません。
そんな美術大学時代の友人に会うこともあって、自分自身が当時カルチャーショックを受けたロンドンのことを、もう1度、自分なりに復習してみたいと思った旅行でもありました。

70年代サブカルの発信地だったワールズエンドで有名なキングクロードや、カーナビーストリートは、もう当時の面影はありません。
僕が行った頃から見ても、ずいぶん変わってしまいました。
カーナビーストリートではモッズご用達の店シェリーズが一軒だけひっそりと営業していました。
小奇麗になって、カルチャー発信のストリートな感じはありません。

imgなんだか吉祥寺のようなカフェ気分のカーナビーストリート。

でも、ビートルズで有名なアビーロードの横断歩道は、以前来た時のままです。
近くにあるスタジオも健在、落書きも健在。
変わったことと言えば、以前来た時は観光客なんて誰もいなかったのに、今は横断歩道を渡る順番待ち・・・
やっぱりここにも人が押し寄せているのでしょうか。
想えば、最初にロンドンを訪れた時から、25年以上が経過しています。
ずいぶん昔ですねえ。
同じ場所に、今度は自分の息子と来ているという事実が、なんだか不思議な体験でした。

imgマニアにはここはマストでしょうね。ビートルズストアへも行きました。

img上から、25年前の自分、2012年の自分、2012年の10歳のリンタロ。

img25年前の自分と2012年の自分。ピカデリーの像がコンパクトになったように見えますね。

20歳そこそこでロンドンを訪れた時は、映画「さらば青春の光」の舞台となったブライトンまで2時間くらい電車に揺られて見に行ったことを思い出しました。
この映画はWhoの4重人格というアルバムが題材となっていますが、1人のモッズ少年の心の葛藤を描いた映画です。
映画の中にも出てきますが、ブライトンビーチはモッズとロッカーズの大乱闘が実際にあった場所。(ストレイキャッツの歌にも出てきますね)
白い崖が続く港町でなぁんにもないのですが、それでも映画のロケ地を訪ねて感無量だったのを思い出します。

imgヨーロッパ旅行の際に、両親へ宛てた手紙。

img25年前、パリでの自分。

ロンドンの友人と、以前は車のショールームだったという、メイフェアにあるWolseleyというお店でアフタヌーンティをしました。
このお店、グイネス・パルトローやケイト・モスがよく来るお店として知られています。
インテリアを手がけたのはLondonレストラン業界では有名なDavid Collinsという人。
そんな店で、昔の友人と大学時代の話をするなんて、思い出深いロンドンという街と相まってちょっと懐かしい時間でした。

imgかなりクラシックな内装でいただく紅茶とスコーン、おいしいです。

これで僕の旅は終わりです。
色々な思い出が詰まったロンドン、今回は自分自身、それを復習する旅でもありました。
リンタロにヨーロッパの街を、本物の芸術を見せることを最優先にしたため、ほとんどの時間をそれに費やしました。
もっと買物もしたかった、レストランも行きたかった、あそこへも行きたかったなどなど、色々思ったりもしますが、それはまた、いつか別の機会にしたいと思います。
彼が大人になって、父親とヨーロッパに行って絵を見たという記憶が、少しでも残ってくれたらいいなぁと思います。
忘れるなよ、リンタロ。

最後に、色々なものが変わっていましたが、これだけは変わっていませんでした。

img大きさも、食べた後の胃のもたれ具合も変わってません 笑

ロンドン5 男ならサヴィルロー

松本 知彦 for Private Time/2012.04.25/旅

やっぱり英国と言えば、ここに来ないといけないでしょう。
なんつっても日本の「背広」の語源とも言われるサヴィルローですから。
007の映画「ドクター・ノオ」の中で、ジェームズ・ボンドはサヴィル・ローでスーツを仕立てているという台詞を言うシーンが出てきます。(ショーンコネリー自身が映画で着ているのは、隣のコンジット通りにあるアンソニー・シンクレアで仕立てたスーツ)

この通りと並行するリージェントストリート、バーリントンアーケード、それにジャーミンストリートは男子にとっては、たまらない場所です。
しかし今回の旅の目的からはずれるために、残念ながら行く時間はあんまりありませんでした。

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知らない人のために書いておくと、サヴィルローとはテーラーが集まる通りの名前で、特にオーダーを専門とする古くからの紳士服の店が多く軒を連ねています。
注文服のことを、話しながら作るという意味で英語ではビスポーク(be spoke)と言いますが、王室や歴代首相、俳優などなど多くの著名人がビスポークのリストに名を連ねています。
ケーリー・グラントやフレッド・アステア、ケネディ大統領からトム・フォードまで、色々な人の名前が顧客リストにあります。

1番地にあるギーヴズ&ホークスからサヴィルローは始まります。
ロイヤルワラント(英国王室御用達)を持つサヴィルローの重鎮とも言えるこの店は、かなり広くてアンティークやメンズコスメ専門のスペースも持っています。
しかし、貴族階級の人が利用する店だけあって、かなり入りにくい・・・・・
中に入ってみると、重厚な紳士服、、、と思いきや扱っているのはトラッドで、色鮮やか。
シアサッカーとかカラートラウザーズ(英語ではズボンのことをパンツとは言いません)とか、鮮やかなレジメンタルタイ、ポロシャツなどなど。
壁の色がラベンダーに塗られていたりして、ちょっと印象違いました。
店の調度品も含めて、なんだかラルフローレンみたいな店です。
2階がビスポークのフロアになっていました。

img2階にあがる階段にはノエル・カワードやショーン・コネリーの絵がかかってました。

1846年創業のヘンリープール。
サヴィルロー最古のテーラーです。
あの白洲次郎がオーダーしていたことでも知られていますね。
テーラーが半年に1度来日して、伊勢丹新宿店でもオーダーできます。
ハーディ・エイミスはメンズウェアとレディースウェアの双方を扱った世界で初めてのテーラー。
映画「2001年宇宙の旅」のコスチュームデザインを担当しました。

imgヘンリープールとハーディエイミス。ヘンリープールの工房は上から覗けます。

ハンツマンは1849年創業。
ロイヤルワラントを持つ格式あるテーラー。
そのハンツマンでヘッドカッターとして修業して独立したのが、リチャード・アンダーソンです。
しかし独立後、隣に店を出すって、あんまり考えられないですけどね。
こちらも青山のヴァルナカイズなどでオーダー可能。

imgギーブス&ホークスとクラシックで派が分かれるハンツマン。

そして最近注目を浴びている若いテーラーの店もあります。
あのデヴィッド・ベッカムも愛用している2002年にサヴィルローに開業したスペンサー・ハート。
ここのスーツ、僕は2着持っていますが、60年代のジャズにインスパイアされた細いラペル、1つボタンのモードなスーツです。
去年できたメイフェアの新しいお店にも行きましたが、案内してもらった地下のオーダーサロンがものすごくゴージャスでした。
ボンドの映画で実際に使われた時計が展示されていたり、007ゴールドフィンガーの映像が流れていたり、リンタロは興奮していましたね。
英国で007を見るっていうのはなんともよい体験。

imgこちらはサヴィルローに程近いメイフェアのお店の外観。

ニック・テンティスは、2010年にオープンしたサヴィルローの中で一番新しいお店。
地下には床屋があって、覗きにいくとちょうど子供がカットしてもらってました。可愛い。
店のインテリアは映画「2001年宇宙の旅」のラストシーンから取られています。
ここでちょっとだけ買物を。
シャツはおじさんに採寸してもらいましたが、スーツの採寸はなんと背の高いモデルみたいな美しい女子。
ニヤけてます?笑

img一番下はお店の内装、下から2つめは2001年宇宙の旅の1シーン、似てますね。

他にもアビーロードのジャケット撮影でビートルズの衣装を手がけたトミー・ナッターの店ナッターズや、90年代にニュービスポークの旗手と言われたオズワルド・ボーティング、リチャード・ジェイムスのお店、日本じゃあんまり知られてませんが、トミー・ナッターも一時在籍したキルガーなどもあります。

サヴィルローから少し行ったところには、バーリントンアーケード。
1819年にオープンした当時そのままの形で、200m足らずのアーケードに40店舗くらいの高級店が並びます。
ここには香水のペンハリガン、靴のクロケット&ジョーンズなどがありました。

バーリントンアーケードを抜けるとジャーミンストリートに入りますが、この短い通りにも名だたる名店がズラリ。
ロイヤルワラントを持つシャツで有名なターンブル&アッサー、ヒルデッチ&キー、ハケット、靴のジョンロブ、エドワードグリーン、トリッカーズ、007も持っていたアタッシュケースで知られるスウェインアドニー、グルーミング用品専門店Taylor Of Old Bond Streetなどなど。
女子にはわからない、ダンディズムの極みです。

img1854年に開業したTaylor Of Old Bond Streetは圧巻。売っているのはブラシや石鹸のみ。

しかし、ロイヤルワラントを持つこうした名店、中に入ると初老のイギリス人の顧客が多いです。
ガッチガチのクラシック好きでない限り、若いイギリス人は行かないのかもしれません。
ファッションという感じではないですね。
日本の顧客は若いですが、本国は決してそんなことはないということです。
日本で言うと、銀座の英国屋、一番館、信濃屋みたいな感じなのでしょうか。

しかしサヴィルロー、もっとゆっくり見たかった。
美術館に時間を取られて、ほとんど時間はありませんでした。
まあ、今回はそういう旅ですからね。

続く

パリ4 ちょっとだけお買物

松本 知彦 for Private Time/2012.04.24/旅

旅行の主旨から外れてしまうので、ずっと自分を抑えていましたが(笑)、時間のない中、ちょっとだけ買物もさせてもらいました。
ホテルから歩いてすぐにある高感度セレクトショップ、コレット。
ここならリンタロも退屈しません。

imgサントノレの角にあるコレット。1階が雑貨、2Fが洋服売場。

こんな店も以前はなかったなあ。
この店で1つ学習したことがあります。
絵本で愛されているバーバパパ。
これフランスのキャラクターだと知ってました?
僕は全然知らなくて、北欧か東欧あたりかと思っていたんですが、実はフランスのキャラクターだったんですね。
コレットで売っていた電池のいらない蓄電式ライトで知りました。

imgコレットで買ったナイフ形の定規とバーバパパライトです。

コレットでは村上隆のグッズ、メゾンキツネのシャツなどなど、日本でも知られている日本人アーティストの商品も売られていました。
しかし混んでます。
店員も、来ている人もオシャレで、オープンから随分時間が経過していますが、まだ人気なんですね。

コレットがあるサントノレには、たくさんお店が集まっています。
ハイブランドのショップもたくさんあるんですが、そういうものにはそんなに興味がなく・・・
でもシャルベとジョンロブパリの2つだけには行ってみたいと、パリに行く前から思っていました。

imgサントノレだけで1日使いたいです・・・

ヴァンドーム広場にあるシャツ専門の老舗ブランド、シャルベ。
どういうブランドなのかは、また次の機会に紹介するとして、、、
店に入るとネクタイしかないので、シャツはどこですか?と聞いたらエレベーターで2Fへ通されました。
2階がシャツ専門フロアなんですね。
試着しながら選んでいる間、リンタロはなぜ英語がしゃべれないのだ?どうしてだ?英語を学ぶべきだ、そうすれば世界中に行けるぞ、とずっと店のおじさんに言われて、なんでそんなに何度も強く言うのかなと。
もしかして、日本の子供のほとんどが(というかほぼ全員が)英語をしゃべれないのを知っていて言っているのでしょうか。
それを言うなら、フランス人だって英語しゃべらないのにね。
店の接客で、子供は英語をしゃべるべきだと説くおじさんは、あんまりいませんよね?笑
1階のネクタイ専門フロアも膨大な種類・カラーがあって魅惑の場所でした。

imgヴァンドーム広場の脇にあるシャルベ。日本だと三越で買えます。

ジョンロブはパリに4店舗ありますが、モンマルトルから凱旋門に行く途中、プラザアテネ近くのお店に寄りました。
プラザアテネのテラスで、お茶を飲んでるガイジンたちを見ましたが、女子も男子もイカしてたな~。
ロンドンだとそういう人、全然いませんからねえ。
ジョンロブでは、自分の気に入った靴のサイズがなく、ロンドンのジャーミンストリートにあるジョンロブへ電話してもらって、目当ての靴の取り置きをしてもらいました。
でもロンドンでは時間がなくて、お店には結局行けませんでしたけど・・・泣

移動は地下鉄とバスを使いましたが、以前は黄色かった地下鉄のチケットも、デザインが変わって白くなっていました。
地下鉄の車両には1等と2等があって(確か前2両だけが一等車)、乗車料金が違っていて、2等のチケットで1等に乗ると罰金を取られたはずなのに、それもなくなっていたし。
そんな差別的なことは廃止になったのかな。

imgカラーも3色になって以前より可愛くなりましたね。

あとカフェで飲んだオランジーナ。
日本でも一時期売られていたんですが、5年くらい前に取扱いがなくなって、つい最近サントリーが再び販売を始めましたね。
でもサントリーのボトルは本場と違っていてコンビニ仕様。
やっぱオランジーナと言ったら瓶はこうじゃなきゃねー。
オランジーナ、大好きなんです。

imgもうこのボトルのデザインは日本では見られないのかなあ。残念。

なんだかだんだん書いてることに脈略がなくなってきましたが、パリでは歩いて歩いて、待って待って、美術館に行って、というのを繰り返していました。
やっぱりクタクタです。
本当は、すごく流行っているという、大学の同級生が経営しているレストラン「USAGI」に行って、彼にも逢いたかったんですが、そんな時間は残されていませんでした。
他にも、バスチーユやマレ地区、サンジェルマンデプレにも、もっと行きたかったなあ。

旅行で都市を離れる最終日には、「また来たい」という気持ちが高まるのも海外旅行の特徴です。
リンタロがどう感じたかわかりませんが、彼がパリで本物の芸術に触れられたのは確かです。

結局、僕がパリで買ったものは、シャルベのシャツとネクタイだけ。
リンタロはコレットで買ったバーバパパのライトなどの小物だけです。
ショッピングは、まったくと言っていいほどしませんでした。
しかし、他では決して手に入れることのできない「体験」というおみあげを持って、日本へ帰ることになります。
2人は、後ろ髪を引かれながら、パリを後にしたのでした。

ロンドンへ戻って続く

パリ3 パリで見るべきもの(見せるべきもの)

松本 知彦 for Private Time/2012.04.23/旅

パリと言えば、やっぱり美術館でしょう。
ルーブル、オルセーという2大美術館が、歩いて行ける距離にあるのがパリです。
ここは絶対に押さえないといけません。

imgチュイルリー公園は相変わらず美しいです。歩くと土埃で靴が汚れますけど笑

チュイルリー公園からまずはオランジェリー美術館へ。
ここは説明するまでもなく、モネの巨大な睡蓮の作品が有名です。
20年前には確か地下はなかったはず。
エントランスを入ると内部は打ちっぱなしのコンクリートとガラスになっていて、地下に展示室ができていました。
外観は以前と変わらないのに、中が近代的になっているなんて、大英博物館を思い出させます。
7年間も休館して地下を掘ってたんですね。

僕が昔行った時は、人が全然いなくて、静かなひろ~い展示室の真ん中に1人座って、長時間モネの絵を眺めていると、まるで自分が睡蓮の浮かぶ池に佇んでいるような錯覚に陥りました。
でもそんなことは今回まったく体験できません。。。
長い列に並んで、セキュリティチェックを受けて中に入っても、人、人、人です。

imgオランジェリーは改装のため、1999年から7年間休館したのち、2006年再オープン。

続いてオルセー美術館。
オルセーは1900年に建てられた古い駅舎を改造した建物で、印象派を中心に19世紀から近代につながる作品を多く展示しています。
行った時はドガの展覧会をやっていました。

20年前にこの美術館で、はじめてセザンヌやゴッホの本物の作品に触れた時は、あまりの美しさに衝撃を受けました。
印刷ではわからない、発色の美しさに本当にびっくりしました。
特にセザンヌの静物画の圧倒的な存在感は、ただの古臭い絵と思っていた自分の価値観を変えるきっかけになりました。
今回見た中では、マネがよかったですね。
コントラストが強く構成的な絵は、平面的で塗り絵のようにも見えますが、デザイン的で洒脱、現代美術のようです。
しかし、以前作品を展示している壁はすべて白だったはず。
今回行ってみると壁はフロアによって紺だったり、エンジだったりに塗り分けられていました。
これにより、壁面から作品だけを浮かび上がらせる効果を狙ってるんですね。

img上階にあるカフェもお洒落。

そしてルーブル美術館。
過去3回行ったことがありますが、やっぱりこの美術館は素晴らしいですね。
20年以上前に最初にパリに来た時は、ガラスのピラミッドはありませんでした。
1階の狭いエントランスから普通に入ったのを覚えています。
でもこれだけ長蛇の列で、入場するのに1時間半待つような状況は当時ありませんでしたから、ピラミッドから入った地下の吹き抜けホールから、シュリー翼、ドゥノン翼、リシュリュー翼の3つの各展示館に来館者を誘導する導線は正解でしょう。

imgどこまでも続く長い列。しかし1時間半待ちの看板の日本語、誰か教えてあげればいいのに。

img彫刻は自然光で見るのが一番。その点でもルーブルはよいですね。

モナリザの前は相変わらずの大混雑。
モナリザの絵よりも、横にあるスリに注意という大きな看板の方が目立ってます 笑
古典の作品には学ぶところが多いと思います。
フランス以外にも重要な作品はたくさんあるのですが、北方やイタリア絵画の展示室にはなぜか人がおらず、フランス古典絵画に人が集中しています。
本当は3日くらいかけてじっくり見たいのですけど・・・

僕が好きなのは、アングルとその師匠ダヴィッドの絵です。
およそ200年前に描かれたダヴィッドの「ナポレオンの戴冠」は、横幅が10mもあるすごく大きな作品。
描かれている絵の意味はわからなくても、展示されている空間含め、本物の絵画のスケール感だけでも子供に見せる意味はあるのじゃないかと思います。
カタログの印刷物を見て作品について知ったつもりになっていても、このリアル感はホンモノを見ないと決してわかりませんから。
僕がそうだったように。

アングルの絵の展示は、エントランスからかなり遠くの増築された場所に移動になっていましたが、再び本物を見ることができてうれしかったですね。
フェルメールもねぇ、当時日本で本物を見ることは叶わなかったので、実物を見た時は感激しましたが、今見ると、、う~ん、悪くはないですが、投影して描いているだけあって写真的ですね。

以前は、作品の前で模写をしている人がたくさんいましたが、今回ほとんど見かけませんでした。
こんなに人がいたらそりゃできないですけどね・・・
街の中にひっそりと佇むピカソ美術館にも20年ぶりに行きたかったのですが、今回は改装中でした。

img上からダヴィッドの巨大な絵、ドラクロア、アングル、フェルメール、ラトゥールなどなど。

最後にジャン・ヌーベルが設計したケ・ブランリ美術館です。
上記の美術館と違って、ここは並ばずにすぐ入れます。笑
2006年にシラク大統領が作ったこの美術館は「原始美術」(プリミティブ・アート)のコレクションで構成されています。
何が原始美術なのかっていう定義があいまいなのですが、地域ごとに世界の原始美術の展示がされていて、日本のコーナーもありました。

しかし展示よりも、ここで見るべきはジャン・ヌーベルの建築です。
外観はでかい船のようです。
巨大な赤い鉄の箱をピロティで上に持ち上げた構造。
片側にはカラフルな色のコンテナのようなボックスが飛び出しており(1つ1つは展示室)、鉄の塊の外観は異様な迫力があります。

エントランスは1Fですが、展示は曲がりくねったスロープをあがった2階から。
このスロープには、光でいくつものタイポグラフィがうごめいていて、原始の世界にいざなう演出がなされています。
展示スペースは、吹き抜けと小さい部屋(外から見たコンテナ部分)の連続でできていますが、全体的になんだかグニャグニャしていて洞穴のようです。
原始がコンセプトだからこうなのか・・・
光も極端に絞ってあって暗く、こういう美術館はあまりないでしょう。
非日常な空間体験が、おもしろかったです。

img賛否両論ですが、ヌーヴェルの建築は見物です。

しかし、どの美術館へ行っても人が多くて、待たされること必至です。
昔の話をしても仕方ないですが、本当にここだけは状況が変わりましたね。
ルーブルの1時間半待ちはいいとしても(よくないけど)、ホックニーの3時間半待ちは本当に参りました・・・
皆さん、ヨーロッパへ行く予定がある方は覚悟してください。

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