エンボカだけじゃない ルカナル 代々木公園

松本 知彦 for Private Time/2015.08.25/食べる食べる

この間と言っても結構前ですが、ピザの御三家の1つ青山のナプレの記事をブログに書きましたが、その際に代々木公園にあるピザ屋の話に触れました。
今回はそのお店を紹介します。
場所は代々木公園と代々木上原の中間地点くらいで、これまた有名なルヴァンというパン屋さんの井の頭通りを挟んで向かい側にあるお店。

img店は井の頭通り沿いにあります。

今のビルにオフィスが引っ越す前は、会社からすぐ近くだったので、お店がオープンした際に何度かスタッフを連れて行ったものです。
男子2名(今は4名)でやっていて、カウンターしかない小さいお店。
15人も入ったら満席です。
しかしサヴォイで修業した人が焼いてるだけあって、ピザは美味しい。
今までずっと色々なレストランのコンサルをやっていたけど、金儲けとか効率性ばかりを追求するコンサルに飽きて、自分で店をやりたいという想いから、40歳直前に開店したというお店。
できてから4年くらい経ちます。

imgたぶん15人入ったら満席・・・・

こうした小さくてアットホームなお店はいいですね。
店が狭く、お客さん同士の距離が近いので、隣の人と話したり。
海外では当り前なんでしょうけれど、国民性もあってか、なかなか店で会った人と気軽に会話する機会ってないですよね。
ロケーションは決して便利な場所にあるとは言えないのに、流行っている理由がわかります。
最初はメンズ2名でやってたのに、久しぶりに行ったら倍に増えていて、うまく行っているようです。

imgうちではよく持ち帰りを注文します。

imgサヴォイと同じ味のマルゲリータ

imgクワトロフォルマッジ

テイクアウトもできます。
僕は家が近いのでよくテイクアウトを利用します。
サヴォイと同じ味。
おいしぃー!
味が確かなのは重要ですね。

代々木上原のピザ屋といえば、みなさんすぐに「エンボカ」 from 軽井沢を思い浮かぶと思いますが、決してエンボカだけではないのです。
お近くに来た際には是非。

日差しが入るお風呂は採光(最高)です

松本 知彦 for Private Time/2015.08.20/インテリアインテリア

このブログを読んでくださっている方の中で、将来家を建てようと思われている方いますか?
今回はそんな方へ、僕が経験したことで取り入れたらとてもよいと思っている事例を1つ紹介します。

img今日はお風呂のお話。

僕が家を建てることを計画したのは今から10年くらい前。
両親のための家でしたけれど、好きな建築家を指名して彼らと共同で作業することは最初のうちはとっても楽しかった。
しかし、プロジェクトが徐々に進むうちに色々面倒なことが露呈してきて、、、、家を建てるということは物凄く労力を使うことで、今から思い返しても大変だったなあとつくづく思います。
家の場合、建築家と施主が建築を通して仲良くなるということは、ほとんどの場合ないのじゃないでしょうか。
自分の作品としてメディアに発表したい建築家と、自分たちが住む家として夢の実現と考えている施主。
ゴールが異なっているわけですから、プラン、お金、デザイン、仕様、色々な点でぶつかり合うことになるのです。
特に施主がデザイン面で具体的な要望を持っていたりすると、すべてせめぎ合いです。
そんなこともあって家を建てるというプロセスについては、あんまり思い出したくないことも多々あるのですが 汗、その中で今でもこれはよかったなあと思うことがあります。
それはお風呂です。

img普段あんまり考える機会はないですが、天窓があるってよいものなのです。

img天窓からバスルームにお日様が燦々と。

体験しなければあまりわからなかったことですが、お風呂に天窓をつけると、とても気持ちがよいということ。
これがあるとないとでは、相当バスタイムの楽しさが変わると思います。
プラン当初は、1階にお風呂を設置する計画だったのですが、途中で変更を依頼して2階にお風呂を移動させ、そこに天窓をつけてもらいました。
この変更は大きかった。

朝または午後のお風呂は最高です。
僕は休日など午後にお風呂に入ることも多いのですが、日差しがたっぷり入るお風呂は本当に気持ちがいい。
お風呂が1階にあったらこういう体験はできなかったでしょう。
設計変更を依頼してよかったなと今でも思っています。

imgコストがあがってしまうので積極的に天窓を作らない理由もありますが。。

ただしお風呂を2階に設置すると、バスタブはユニットバスしか選択肢がなくなってしまいますけど・・・
(鉄骨造のため防水の仕様を考慮するとそれしか選べない)
もしかすると打ちっ放しや木造だと他の選択肢もあるのかなあ。
お風呂を上階にすることでユニットバスしか選べなかったとしても、天窓のメリットは捨てきれません。
個人的には、もし家を建てる計画があるならば、お風呂には天窓を付けることを1度検討してみることをオススメしたいです。
理由はもちろん、日差しが入るお風呂は採光(最高)だからです。

アジアンリゾートの見直し

松本 知彦 for Private Time/2015.08.14/旅

海外旅行に行く日本人は、年々減り続けているというデータがあります。
僕らの時代、大学生の90%以上は海外旅行に行っていたと思います。
その頃の卒業旅行と言えば、ほとんどの学生の場合ヨーロッパ旅行でしたから。
時代は変わりましたね。

imgタイのサムイ島は美しいところでした

卒業旅行でヨーロッパに行った学生が社会人になると、ワイハに行ってブランド物を爆買いするOLになり、、、。
ワイハだけでなく、アジアンリゾートや南半球に毎年バカンスに行く女子は当たり前の時代でした。
カルチャーに触れるヨーロッパやアメリカへの旅とは違って、南の島や東南アジアへは、ショッピング、美しい海、リゾート施設、現地でのボーイハント、はたまたおじさんたちの買春ツアーまで・・・
様々な目的はあったにせよ、以前日本人は頻繁に海外へ行っていたと思います。
特にバカンスで、毎年南の島へ行く女子は多かったのではないでしょうか。
ハワイ、グアム、サイパン、プーケット、バリ、フィジー、モルディブ、
しかし今、バカンスでこうした島に行く人はかなり減ってしまったと思います。
雑誌でも南の島のリゾート特集なんてどこも組まなくなってしまった。
その影響で、以前はあった現地への直行便もなくなってしまいました。
日本人を相手にしていた現地ビジネスのターゲットは、中国人にシフトしています。

img泊まったホテルはBanyantree samui。

img日本で慣れ親しんでいる商品だけど味が違う・・・

南の島で、今でも継続して人気があるのはワイハくらいじゃないでしょうか。
決まって毎年ワイハに行く女子がいますが、ワイハはなぜ人気があるのでしょう?
自分なりに分析してみると、そこに最先端のエッジーなスタイルはないものの、今まで色々なトレンドを体現してきた、ある年齢に達した女子が求めるものがあるように思います。
ワイハにはゆるいファッション要素もあり、年齢にあった適度なトレンド感もあり、最新モードとは距離を置きながらも流行は忘れたくない、いつまでも自分らしいスタイルをキープしたいと思っている人たちを惹きつける要素がある場所なのではないかと。
ここでいうファッション感とは洋服だけのことではなく、ライフスタイル全般ですね。
南の島でありながら都市であり、アメリカでありながら言葉も通じ、ゆるいトレンド感のあるライフスタイルを送ることができて、歴史的に見ても高度成長期から多くの日本人観光客を受け入れてきた土壌と、親の代から慣れ親しんできた身近な感じもある。
リゾートとはいえ、そこへ行くことは冒険や異文化の発見とは異なる、常に変わらないコンサバなカテゴリーに属する島なのです。
熱海に近い 笑

しかしですね。
色々なトレンドを追い求めてきた人を惹きつける要素があるとは言え、ワイハへのハイシーズンの旅費は高すぎです。
僕は今年タイのサムイ島に行きましたが、サーチャージを入れると同じ時期のワイハのチケット代金の半額くらい。
現地までかかる時間や距離は同じくらいなのに金額が全然違う。
インドネシアのバリ島もワイハより安い。
その差額分を現地での宿泊費や他のことに充てられます。
そして日本人がたくさんいるワイハと違って、東南アジアの島々には今はもう日本観光客がほとんどいないのも相違点でしょう。
多国籍軍に混じって、リゾートにおけるインターナショナルスタイルを体験できるのも楽しいです。

img

img上から7歳、10歳、14歳、51歳のスケッチです・・笑

imgスケッチの際、全員が見ていた景色はこんな感じ。

中国人(香港人)、韓国人が多いのは置いておいて、ドイツ人、フランス人、イギリス人、ロシア人、イタリア人、インド人・・・・いったい何カ国から人が訪れているのだ?という場所です。
意外に多いのはドイツとフランス、ロシア人でした。
というわけで、90年代までの誰でもリゾートみたいなバカ騒ぎの時代を通過して落ち着いた今、もう1度アジアンリゾートを見直してみるのはどうでしょうか?
きっと新しい発見があります。

imgアジアンリゾート、皆さんも機会があればぜひ。

リンタロのデザインが学年代表に

松本 知彦 for Private Time/2015.07.30/私の履歴書私の履歴書

ある日の晩、携帯にリンタロから電話がありました。
その時、僕は友人に誘われて青山のスパイラルの地下にあるCAIでライブを見ている最中でした。
電話が鳴ったのはちょうど演奏の合間でしたが、周りが騒がしいので電話に出るために会場の外へ移動。
移動中だったこともあり、リンタロが電話で僕に何を伝えたいのかあまり把握できず・・・
家にある僕のパソコンに何かをインストールしたいと言っているように聞こえました。

最近の彼は毎日ゲームばかりしていて、部活で使うからという理由で誕生日に買ってあげたノートPCもすっかりゲームマシンと化しており、こんなことならPCを与えるべきではなかったと若干後悔しており。。
買ってあげたMacのノートブックはゲームをやるのには適しておらず、彼はサクサク動くWindowsマシンでゲームがしたいという気持ちがあるのは知っていました。
だから、てっきり自宅のWindowsにゲームのアプリか何かをインストールしたいと言っているのだと思い、
「ダメだよ、そんなの。あり得ねーだろ。」
誕生日に自分用のPCを買ってあげたのに、さらに他のマシンにゲームをインストールしたいとか、ありえねーだろと、最後まで話を聞かずに、電話越しに強い口調でダメ出しをしたのでした。
何考えてんだよ、とちょっと怒りにまかせてのダメ出しでした。

少ししたら奥さんから、入社したばかりの新卒スタッフではないのだし、ちょっとひどすぎる。リンタロが家で泣いている、とメールがありました。
新卒スタッフ?そのあとも少しやり取りしたのですがどうも話が食い違う。
何だか変だな。
ライブが終わってCAIを出た僕は、再び働くために会社に戻りました。
会社でPCを開くと、そこにリンタロからのメールが届いているのを発見。

img全部で3案出したうちの1案

img最初の案のバリエーション違い

届いていたのは、イラストレーターで作られたTシャツのデザインでした。
この夏休み、リンタロの通っている中学では、学年の生徒全員が農家に宿泊して農作業に従事する「農業体験学習」があるのですが、農家の人たちと生徒全員が着るTシャツを学校で広く募集しており、リンタロは初めてイラストレーターを使って応募用のTシャツのデザインを作ったのでした。
あとで知ったのですが、応募の締め切り日は電話をもらった日の翌日。
リンタロがかけてきた電話は、生まれて初めて自分で作成したTシャツのデザインを、会社のPCに送ったので見てアドバイスして欲しいという内容だった・・・・
たまたま外出していた僕は、そのメールを見ることができず、ゲームをインストールしたいと聞き違えて怒ってしまった。
リンタロは自分の送ったデザインがまったくダメだと言われたと思い込み、泣いてしまったのでした。

家に帰るとリンタロはもう寝ていました。
生まれてはじめてイラレで作ったデザインを見せたかったのに、、、本当に申しわけない・・・
言葉がありません。。
翌日彼は自分で作ったデザインを学校に持って行ったようでしたが、その日の夜提出したデザインを見せてもらいました。
これがよかった。
息子関係なしに、14歳が生まれて初めてイラストレーターを使って、デザインしたものとしてはよくできていて驚いてしまいました。
僕は彼にイラストレーターの使い方など、今まで1度も教えたことはないのです。
これを見た時は嬉しかったなぁ。
イラレの使い方は置いておいて、デザインの意図やアイデアに関して、頭を使った痕跡がそこに十分に感じられたからです。
重要なことはソフトの使い方ではなく、自分がどうしたいか、作る前に考えることなのです。
ソフトの使い方なんて、後からいくらでも誰でも覚えられることであって、必要なことは何をどのように伝えるべきか、考え方の訓練です。
リンタロが小学生の時、夏休みの課題を2人で何度か作ってきました。
このブログでも紹介してきましたね。

4年生 バリのアマンリゾート
http://blog.10-1000.jp/cat36/000510.html

5年生 沖縄小浜島
http://blog.10-1000.jp/cat36/000790.html

6年生 オフィスビルの模型
http://blog.10-1000.jp/cat36/000973.html

その制作プロセスの中で、彼には作る前にプランを練ることの必要性、それこそが重要だと教えてきました。
今回、隣で僕が指示したわけでも、助言を与えたわけでもないのに、その行程を1人で行ったことがTシャツのデザインに感じ取れて、ちょっと感動してしまいました。

img別案。3つ出した案のうち1つめをフロントに、これを背面に採用という結果に。

後日、応募があった20数案の中から、リンタロのデザインが選ばれたことを知りました。
誰のヘルプもなしに、生まれて初めて自分一人で作ったデザインが多くの案の中から選ばれたことは、きっと彼自身人生で忘れられない経験になるでしょう。
こうした成功体験は、彼の将来、人生にきっとプラスに働くに違いありません。
僕自身がそうでした。
そして今まで僕が教えてきたことが、小さいながらもこうした結果に結びつくというのは、親バカですけれど、本当に嬉しいことで、小さな感動がありました。
リンタロは少しづつ大人になっていきます。
そしてリンタロだけでなく、僕も彼から多くを学んでいます。

会社の屋上でステーキなステーキパーティ

松本 知彦 for Private Time/2015.07.28/仕事仕事

先週末、会社でイベントがありました。
久しぶりに会社の屋上でのパーティです。
特別な催し物ではないのですが、スタッフの自主企画による会でした。

imgこれが社内に貼られていたパーティ用のポスターです。延期前のもの

なぜそうなったのか理由はわかりませんが、今回はステーキの会ということで、、、
テーマはテキサスでした。
ステーキと言えば、アメリカのテキサスだろということのようです。
僕は知らないのですが、テキサスってステーキの名所なんですかね?
ネットで「ステーキ テキサス」で検索したらテキサスっていう名前のステーキ屋が結構あるからそうなんでしょうね、きっと。
社内向けにパーティのポスターも作られて、イベント当日まで会社のドアに貼られていました。
こういうのをちゃんと作るのがうちの会社っぽいというか。

imgある日帽子がたくさん会社に届きました。

imgかぶったまま働いてますけど!!

イベントの前に「欲しい人は帽子を買いましょう!」というメールが回ってきました。
僕も注文しましたが、これがテーマであるテキサスを演出するためのハットなのでした。
後日追加で赤いバンダナも配られました。
お揃いのハットをかぶり、赤いバンダナを巻いて肉を焼く・・・こんな会社って他にあるんでしょうかね?笑
しかもハットは希望者だけ自費購入ですよ!
ポスターにしてもハットにしても、こういうのを真面目にやると楽しいものです。
しかし、イベント当日でもないのにハットをかぶって働いているスタッフがいて、来客の人に見られたらいったいどんな会社だよと思われますね・・・笑

imgパーティ開催です!

img赤いバンダナも首に巻いてますが、何しろ暑い・・・・

img肉デカイ&厚い

さて雨で何度か延期になり、やっと先週末の金曜に実現したテキサス・ステーキパーティー。
昼間には激しいゲリラ豪雨があって、東横線の渋谷駅は水没しちゃうし、どうなることかと思いましたが、夕方には雨もあがって無事開催となりました。
国産和牛と輸入ものを交互に焼いて味を比べたり、トウモロコシやポテトなども準備されていて、BGMはカントリー&ウェスタン、会社の屋上は一夜限りのテキサス気分でした。
暑かったけど楽しかった。
よい会でした。
皆さんお疲れ様でした。

スタッフだけでの開催以外にも、友人も呼んだり、クライアントの方々も招いたりなど今年の夏も暑そうですが、あと数回は趣向を変えてイベントをやってみたいものですね。
皆さんもご希望あれば是非お越し下さい。

imgアメリカと言えばハーレーダヴィッドソンということでポーズ

ファッションブランドで使うイラストを描きました

松本 知彦 for Private Time/2015.07.23/仕事仕事

ここ1ヵ月間くらい、毎週土日は絵を描いていました。
休日だというのに1回も外出せず、絵を描いていた週末もあります。
なぜかと言えば、スタッフに頼まれたからです。
業務でサイトに使うイラストを、松本に頼もうということのようでした。

img小さく使うイラストです

これは頼まれた2つの仕事のうちの1つ。
1ヵ月半くらい前に、大手アパレル企業が主催したブランドサイト構築のコンペで、参加した4社からdigが選ばれて、制作を受注しました。
そのブランドサイト用に使うイラストをスタッフに頼まれたのでした。
このブランドは、全国に店舗が140もある大きなブランドなのですが、国内の小旅行がコンセプトと言うことで、旅行やライフスタイルをテーマにしたイラストを描いています。
とはいうものの、制作時間がないのでスタッフから渡された資料を見て絵を描いただけですが・・・汗

img人って描くのは難しいのですよ。

使うサイズが小さいので、小さく描くことを要求されました。
少し前にも、小さいサイズで描く人物のイラストのむずかしさについて語った記事をこのブログにアップしましたが、それと同じですね。(あのイラストは、また別の制作物に使うものですけれど)
人物を小さく描くというのは、なかなかに難しいのです。
フリーハンドでは。
どっちかというとブツの方が簡単ですね。

一応は今のトレンドに沿って、アメリカンな要素をモチーフにしています。
男女が出て来るのは夫婦がコンセプトだからです。
夫婦だけで行く小旅行。
いいっすねぇ。
しかし、、、夫婦2人だけで国内を旅行するっていう人は、友達にもほとんどいませんけど、そんな人たちって世の中にどれくらいいるのでしょうね。
むしろ30代後半から夫婦単位での行動を嫌がる傾向が出てきて、それ以降は会話も少なくなり、40代以降はできるだけ家にいないで別々に時間を過ごしたいと思ってる、みたいな人ばっかりな気がしますけど。笑
40代後半になってくると、ホルモンバランスが崩れるせいか、最後の女の輝きみたいなものを求める傾向がものすごく強くなり(もちろん家庭外で)、自分探しを始める女子も少なくない気がします。
そういう人たちの話を聞くのは実に興味深いですけどね。

あ、すっかり話が逸れましたが、汗
イラストどう思われます?
いい感じですか?
時間があまりなかったので、サラサラ描いただけになっちゃいましたけど。

imgこちらライフスタイルグッズ色々ですね。

もう1つ同時にスタッフから依頼された仕事があるのですが、そっちは違うタッチで描きました。
そちらについては、また次回紹介しますので、今回の記事に掲載したイラストと比較してみてください。
久しぶりにずっと絵を描いた数週間でした。
絵を描くということは苦しいけれど、今まで忘れそうだった自分に戻れるような気がして、自分にとってはとても貴重な時間です。
クライアントの皆さま、こんなイラストでよろしければ遠慮なくご依頼ください 笑
何でも描きますよ!
発注お待ちしています。

社内のコミュニケーションでパワープレーは必要?

松本 知彦 for Private Time/2015.07.16/仕事仕事

こういう仕事をしていると、企業の経営層に会ったり、クライアント社内のミーティングに参加させてもらう機会が多くあります。
そんな中でいつも気になるのが、クライアントの社内におけるコミュニケーションの取り方です。
スタッフ間というより、上司部下の関係におけるコミュニケーションの取り方を見ていて、いつも感じることがあります。

img最近、社内で研修を多くするようになりました。変わることが必要です。

上場企業から中小まで色々な企業がありますが、そのうち8割近くの会社のコミュニケーションの手法がパワープレーで成り立っているのではないかと感じています。
特に社長と部下が出席するミーティングに関しては、このケースは10割近いでしょう。
トップダウンというか、有無を言わさず上司の言うことに従わせるやり方ですね。
外部の人が出席している会議の席でも、机を叩いて部下を叱咤したり、言葉で圧力をかけたり・・・・
昭和の時代には当たり前だった、パワハラギリギリのコミュニケーションです。
僕はそうした状況を目にするたびに、なぜ多くの企業がパワープレーによるコミュニケーション手法を取っているのか(無意識にでも)、そこには理由があるのではないかと思えてきました。
上司が参加するミーティングと、上司が参加しないミーティングではまったく雰囲気が違う会社もよく見かけます。
上司がいるとシーンと静まり返って、誰も発言しない。
1度のミーティングに出席しただけで、その会社が普段どのような雰囲気なのかがわかります。
上司の発言に対して反論や意見は許されない、絶対に従わなければならない、というルールが存在するのです。

部下の立場からすれば、高圧的な社長や上司の下で働くのはキツイだろうと思います。
自分が言われる立場でなくても、誰かが言われている席に同席するだけで重い空気を感じるでしょう。
実際外部から参加している僕でも、そんなミーティングに参加すると、重い気持ちになってしまうものです。
そしてそれは、社内コミュニケーションの方法として、部下に次々と伝染する。
僕が以前いた会社では、センパイが新人の部下のことを足で蹴り飛ばしていました。
そのセンパイは東大卒でしたけど、僕の同期の何かが気に障るらしく、常に怒って足で蹴っていました。
それを見る度に、あのセンパイが自分の指導員じゃなくて本当によかったと思っていましたね。。
随分昔の話ですが、今でもそういう会社は少なくないのじゃないかと想像します。
蹴り飛ばすのは極端ですが、強い言葉で圧力をかけるシーンはあるでしょう。
言われた方は相当凹むだろうから、決していい気分ではないでしょうけど、それでも凹むくらい叱咤されたことで、結果が出るのなら必要なことなのではないかと感じる部分もあります。

余談ですが、暗黙の圧力で部下に2つ返事で言うことを聞かせることは、ある一面でいいなぁと羨ましく感じる部分も正直あります。
うちの会社はトップダウンがまったく効かないので、、、汗
あのコミュニケーションを見ていると、組織を動かすのは楽だろうなと感じてしまうのです。

パワープレーで得られるもの。
それは短期的に導き出される結果でしょう。
達成とは人に言われて、やらされて出すものではない。
自分で自主的に見つけて、努力して乗り越えるものです。
しかし、自分で自主的に設定した課題を乗り越えて、達成感を味わうというプロセスは、なかなか多くの人ができるものではない。
自主性を育てるためには、フィロソフィや考え方の共有などから始まって膨大な時間を使わなければならない。
それにそれを行った結果、ほとんどの人に自主性が生まれるかというと決してそんなことはないでしょう。
それをショートカットするために、パワープレーのコミュニケーションがあるのかなと最近では思うようになりました。
膨大な時間を使わず、意味やプロセスを教えずに、結果だけを求めるやり方なのです。
そして結果というのは往々にして数字や売上です。
売上があがれば、みんなの給与も上がるのでハッピーだ。
時間のかかる面倒な意思の共有などしなくても、一番必要なことは何よりも今すぐに結果を出すことだ。
ビジネスは結果こそがすべてなのだから。
確かにそうかもしれないですね。
だから無意識だとしても、その手法が多くの企業内で取られているのだと思います。

僕はパワープレーで圧をかけて物事を進めるのは好きではありません。
好きではないというか、今まで生きてきてそういう選択肢が自分の中にありませんでした。
エネルギーを使うだけで、そのコミュニケーションからは、あまりよいものは生まれないだろうと思っているのです。
しかし、しかしですよ、周りを見ると多くの企業がその手法を取っており、それできちんと会社は収益を上げている。
僕は間違っているのでは?
もしかしたら間違っているのは僕の方で、パワープレイこそビジネスに必要なスキルなのじゃなかろうか?
会社を運営するためには、そうしたコミュニケーションが必須なのでは?とも思うのです。

パワープレーをしないで結果を出す方法はないものだろうか?
パワープレーが好きな人もいるでしょうけれど、ほとんどの人はそうしたやり方に意味を見いだせないのでは?
特にクリエイティブを生業としている企業なら、なおさらそれは強いように思います。
クリエイティブの会社であっても、暴力や圧力で部下を従わせる会社はたくさんあります。
有名なゆるきゃらを作ったことで知られる某有名デザイン事務所も、暴力は日常茶飯事と聞きます。
結果は出るかもしれないけれど、自分はそうした企業のやり方がよいとはあまり思えないのです。
しかし一方で、パワープレーを選択せず、部下たちが結果も出せないのなら、ただの負けです。
社内でのコミュニケーションでパワープレーは相応しくない、だからと言って、それを選択せず結果も出せないなら、ただの負け犬のチームなのです。

僕らに必要なのはパワープレー以外のコミュニケーションで結果を出すことです。
それは何か?
時間はかかるかもしれないけれど、地道な教育しか選択肢はないのではないかと感じています。
やらされるのではなくて、自分でやるように仕向ける。
モノを創り出す人なら、達成こそがすべてだと思っています。
達成感はパワープレーの中からは生まれにくい。
だとしたら、時間はかかっても自主性を育てて、みんなを本当の達成に向かわせることが必要だと感じています。
必要なことは成長です。
と、書いてはみたものの、、毎日毎日悩み多き日が続いているのも事実なのですが。。。

大阪からやってきた美しい器 fresco

松本 知彦 for Private Time/2015.07.14/ライフスタイルライフスタイル

流行、流行じゃないで済ませたくはないのですが、大きな流れで言えば、これも今の潮流に乗っている商品だと思います。
ガラスの工芸品を専門に扱うブランドfresco(フレスコ)
2005年に大阪で誕生したブランドです。

img美しいハンドメイドのお皿

それまで20年以上ガラス工芸に携わっていた人たちが集まって立ち上げたブランドのようです。
基本商品はすべてハンドメイドなのが特徴です。
そのデザインが、懐かしくもあり、現代的でもあり、アートの要素もあって、なかなかありそうでない商品です。
手作りのため、1つ1つのカタチが微妙に違っていて、それが工芸品ならではの味になっています。
趣がありますね。
民芸や北欧にも通じる商品群は、とても魅力的。

img手作りなので正円ではない歪みと雲のような色が美しいです。

img底にはブランド名が小さく刻まれています。

大阪にアトリエがあって、そこで色々なイベントも行われているようなのですが、残念ながら遠いので行ったことはありません。
またハンドメイドと関係あるのかもしれないですが、数が少ないのか東京だと売っている場所もそんなに多くはないです。
目黒通りにあるマイスターや青山のシボネ、スパイラルなど。

imgカタログではインテリアとガラスの関わりを提案しています。

このfrescoのお皿がうちには2枚あります。
両方とも平皿ですが、色がとても美しい。
微妙にゆがんだ輪郭はハンドメイドならでは。
ガラスの素材はとても涼しげで、夏に切ったフルーツを乗せておくにはピッタリです。
こうしたお皿には愛情が湧くので、大事に使いたいって思いますね。
安くないから割っちゃいけないっていう理由もありますけど・・・・
http://www.studio-fresco.com/index.html
これからの季節にピッタリなお皿です。
皆さんも見かけたら是非手に取ってみてください。

ポパイに見る雑誌デザインのトレンド2

松本 知彦 for Private Time/2015.07.10/仕事仕事

前回の続きです。
フォントの話を色々してきて、1つ前ではポパイを取り上げました。
ポパイの快進撃は、編集もさることながら、デザイン要素もその成功とは切り離せないと思います。
他の雑誌にはない独自のデザインは、カルチャー面からの大きな影響を受けたものです。
それは従来のエディトリアルデザインのセオリーとは異なる、新しい時代のデザインを感じさせます。
そんなポパイの誌面デザインについて今回は簡単に触れたいと思います。(ホントに簡単ですが)

img商品キリヌキとイラストを組み合わせた表紙が多いです

コーヒー、ブルックリン、チョークアート、サーフィン、ポートランド、日用品、ビンテージ、ハンドメイド、オーガニック、クラシックなどなど、カルチャーを形成しているこれらの要素が、ポパイの誌面には随所に取り入れられています。
前回も書きましたが、それらはハイブランドとは真逆の、手作りのカルチャー、むしろフリーペーパーのデザインに近い。
イマドキに言うところのzineですね。
学校で教わる雑誌デザインのセオリーから逸脱しそうなくらい自由で、作り手と読み手の距離が近い、同じ目線のデザインになっています。
意図的にそうしているのだと思います。
早速検証していきましょう。


まず雑誌の中で、これだけイラストを挿入している雑誌は他にないでしょう。
そのほとんどが手描きです。
中面だけでなく、表紙にも大胆に起用しています。
女性誌だと同じマガジンハウスが発行するGinza誌上にイラストレーターの姉妹ユニット、ストマクエイクのイラストが多く掲載されていますが、それでもここまで多くはないでしょう。
ポパイでは特定の1人のイラストレーターだけではなく、色々なテイストを持つ手描きイラストが毎回導入されていることも特徴です。
その1人がナイジェルグラフ。
海外のユニットみたいですが、日本人のデザイン事務所です(個人事務所?)。 
彼のイラストだけで表紙を構成した号もあります。
かなりインパクトがあったので、この号はみんな覚えているのではないでしょうか?

imgナイジェルグラフのイラストを全面に使用した2014年4月号の表紙

img彼の仕事は書籍やniko and…のファッションなど

imgストマクエイクのイラストを使ったローリーズファームのカタログマップ

もう1つは手描きフォントによる見出しです。
前々回のブログ記事でも紹介しましたが、これだけ多くの手描きフォントを使っている雑誌は他にないと思います。
タイトル見出しを手描きにするということは、それだけ手間がかかるのです。
こちらも表紙から積極的に導入されています。
たとえばサインペインターの金子裕亮。
この人も今の時代のテイストにドンズバです。
平成の時代に、サインペインターという職業があるっていうのがオドロキですけどね。
日本語にしたら看板屋ですが、、笑 

img金子裕亮による表紙のハンドタイポグラフィー

img金子さんの仕事。もうこれ、、言うことないですね。今のトレンド直球です。

彼らに共通するのは桑沢や多摩美など美術学校で学んだあとデザイナーとして出発し、その後絵を描くことを選択しているということ。
どちらもエディトリアルに縛られず、音楽系の仕事をしたり、ハンドペイントだけでなくデザインも同時に手掛けているということでしょう。
そういう意味では多摩美や芸大を卒業してデザインとイラストの双方を手掛ける湯村輝彦、河村要助と同じです。
今気が付きましたが、これも80年代のリバイバル???

imgもう1つ金子さんの仕事。これぞサインペインター!笑。トッドスナイダーも。

これら色々な時代のエッジーな要素を搭載しつつ、編集をより魅力的に見せるデザインの工夫をポパイは怠っていないのです。
ここ2、3ヶ月の間にブログで書いていたことがオンパレードで出て来てますね。
モードに勢いがなくなった今、「モノ」としての商品の存在価値を、編集とデザインの力でより魅力的に見せる工夫があるように思います。
ただ商品だけを見たい人にとっては、毎ページ出てくるたくさんのイラストや手描きの見出しは邪魔かもしれません。
しかしそれが他誌との差別化であり、手間をかけた分ポパイの味になっています。
そして膨大な取材の本数と他誌の追随を許さない圧倒的な情報量は、毎回スゴイなと思いますねぇ。
時々まったく興味のない特集もありますけど 笑

こうしてポパイの細部を点検していくと、たまたま発行部数が伸びたのではなく、デザインにも確信的な企みがあることがわかります。
他にもページのレイアウトやタイトル、ノンブルに至るまで、固定のデザインフォーマットを持たず、毎号デザインの細部には様々な工夫があるのですが、それを検証して取りあげるとキリがない&誰も興味ない笑 と思いますので今日はこの辺で。
皆さんも見てみてください。
繰り返し言いますが、こうした世の中で注目されているものの背景にある企みを検証する視点を常に持ちながら、自分に取り込むことはクリエーターとして必要なスキルだと思います。

ポパイに見る雑誌デザインのトレンド1

松本 知彦 for Private Time/2015.07.08/仕事仕事

前回のブログではフォントについて掘り下げるために、男性ファッション誌のデザインを例にあげてフォントの今を知った上で、センスを磨くことの訓練、思考プロセスについて書きました。
今回はその続きです。

imgこれでもかっていうくらいイラストを多用したポパイ最新号。

記事の中で、雑誌で世の中に影響力を持っているのは当然発行部数の多い雑誌であり、そのデザインを調査すれば今の流れが掴めるはずと書きましたが、男性ファッション誌で、今もっとも支持されているのはどの雑誌なのでしょう?
日本雑誌協会が公式に発表している雑誌の発行部数を調べてみました。

img

やっぱりポパイってスゴイですね。
これより発行部数が多い雑誌として、MEN’S NON NO 13万部、Safari 19万部などもありますが、自分の感覚的にはあまりピンと来ません。
内容が面白ければ売れるはずなのですが、内容の面白さと売上の関係はそんなに簡単ではない。
雑誌でも店でも、すべてに共通していると思いますが、一番イケてておもしろいと感じる状態は、世の中に広く認知される直前、全国津々浦々に広がるちょい手前の状態です。
東京で一番おもしろくて売れているものが、全国区で売れているとは限らないのです。
だから部数だけで見ることは間違いのように思います。
個人の感性と部数を掛け合わせて市場を見た方がよいのです。
個人の感性というのがやっかいですが、それを磨くことは対象を注意深く観察して分析し、自分なり導き出した結論を常に持っていることが必要です。(前回のブログ記事参照)

さてちょっと話が逸れましたが、今回はポパイの話です。
たぶんこの雑誌は、全国区で売れているわけではなく、売り上げの上位は都市部、特に東京近郊に集中していると思われます。
ポパイの売上の推移も、前述の日本雑誌協会のサイトで調べてみました。
結果、おもしろいことがわかりました。

img

今の状況と比較するために、ここ最近7年間における4~6月の3ヶ月の推移を見てみました。
2008年から発行部数は減少の一途を辿っています。
3年後の2011年には半分にまで落ち込んでいたんですね。
いくら出版不況と言っても、たった3年で部数が半分にまで落ち込むというのはよろしくない状況です。
ところが2012年の4~6月で回復し、その後は毎年倍々ゲームで発行部数を伸ばしているのです。
2012年の4~6月の間に何があったのでしょうか?
これも調べてみました。笑

2012年の6月号(5月発売)で誌面を大きくリニューアルしていました。
ここでポパイは、今に続く「シティボーイ」というコンセプトを打ち出します。
シティボーイ・・・80年代にポパイで僕たちが習ってきたコンセプトの復活ですね。
コンセプトは同じでも内容は2010年代の今にバージョンアップされています。

imgリニューアル前の2012年5月号

imgまったく異なるリニューアル後の6月号

表紙だけ見ても伝わってきますね。
リニューアル前の2012年5月号は、スポーツプレッピー特集としてトム・ブラウンを表紙に持ってきています。
この頃は、ブランド切りで高級なハイファッションを紹介する記事がメインだったように記憶しています。
デザインも全面に写真を配置し、見出しゴシック1本で、モード寄りのデザインです。
しかし、リニューアル後の6月号ではモードの要素は消え、身近な物をキリヌキで並べた表紙に。
ここでポパイは、高級なブランド志向の「スタイルブック」とは別れを告げ、「モノ」を主軸とした編集構成に大きく舵を切ったのでした。
商品のキリヌキと手描きのイラストを組み合わせた表紙デザインも、下手をしたら安いカタログか?と思われそうですが(今は見慣れていますけど)それまでにはなかったアプローチです。
この号から編集長はブルータスの元副編集長、木下孝浩氏に変わっています。
この木下さんという人は、ブルータス時代にも社内の反対を押し切って表紙にイラストを持ってきて最高販売部数を叩き出した人のようです。
時代を読むとはこういうことですね。
ここからポパイの快進撃が始まるのです。

次に続く

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