マイ映画ベスト その5
若穂囲 幾良 for Private Time/2012.05.18
続いてホラー・オカルトからベスト10です。
ホラーとオカルトはまったく違うのでジャンルを分けたいところですが、ここだけ特別扱いすると他も細分化しなきゃならなくなるので、泣く泣く一緒にしました。
ホラー・オカルト
1.サスペリアPART2(1975年)

イタリアの鬼才ダリオ・アルジェントによるサスペンス色の強いホラー映画。イタリア語の原題は「Profondo Rosso」英題は「Deep red」でどちらも"濃い赤"という意味だが邦題はなぜか「サスペリアPART2」・・・。日本で公開された前作のサスペリア(制作されたのはこちらが後だが)とは何の関連性も無いのに、日本の配給会社の都合で続編のようなタイトルにされてしまったという、その筋では有名な逸話だ。邦題の話はともかく内容は文句無しに素晴らしい。イタリアと赤色と音楽と殺人、すべてが調和した芸術的ともいえる作品に仕上がってる。人間の錯覚を利用したトリック(と呼べるかどうか)に大きな衝撃を受けた。最後のエレベーターとネックレスのシーンは夢に出てきて、しばらくトラウマになった(笑)
2.ゾンビ(1978年)

これは怖かった〜。この映画でゾンビという生き物(死んでるけど)をはじめて知った。深夜の映画番組でホラーと知らずに見たのだが、ホラーをほとんど見たことのない脳ミソにかなりの衝撃を与えてくれた映画だった。ショッピングモールで仲間がゾンビに噛まれるシーンではもう心臓がバクバクで「早く逃げろぉ〜」と心の中で叫び、そのあとゾンビ化した彼の姿に血の気が引いた。最後にヘリで逃げる生存者の未来に、希望と絶望という相反する余韻を残すところにもグッときた。いや〜もう説明は不要ですね。観てない人には絶対お勧めです。古い映画なので最近のホラーを観馴れてる人にとってはチープに感じるかもしれないが、昔のホラー映画は逆にそのチープさがいいのだ。
3.シャイニング(1980年)

この映画、よくジャック・ニコルソンの狂気に注目されがちだけど、真の主人公は彼の息子、超感覚(シャイニング)を持つダニーだろう。スティーヴン・キングの原作では、神秘的な謎の能力として描かれてるものの、映画ではやはり映像表現が難しいのか、あまり深く触れられてません。最後の写真の意味がいまいち理解しにくいけど、雰囲気だけでなんとなく分かった気になれます。雪で閉ざされた自然の密室での殺人事件。ミステリー小説で似たような舞台があると必ずこの映画を思い出してしまい、登場人物の誰かが気がふれてるんじゃないかと、推理の過程でミスリードされてしまう。自分が影響を受けてるのか、小説の作者が影響を受けてるのか・・・。
4.地獄のモーテル(1980年)

シャイニングが超感覚モノの代名詞なら、こっちはサイコモノの代表作。それもお笑いの入ったサイコ野郎だ。もっと簡単に言うと「B級ホラー」「カルトムービー」でしょうか。いや、B級にしてはよく出来てるので、そのカテゴリーには入らないかもしれない。むしろこの映画に影響された数々のグダグダな映画こそ「B級ホラー」と呼ばれる。あまり怖くはないので「お笑い」に分類されるべきかもしれない。いや、普通に怖いんだけどね、血はあまり出ない。肉屋の最後の懺悔のセリフが限りなくB級っぽくて最高だ。
5.エクソシスト(1973年)

オカルトブームの火付け役。他のホラー・オカルトとは一線を画す格調高い映画で「怖い」というより、得体の知れない「恐怖」を心の底にズシリと感じる、そんな映画だろうか。悪霊のパズズに対して十字架と聖水で立ち向かう神父の姿にシビれたね。結末をめぐって宗教的にいろいろな問題もあったらしいが、自分はあのラストに満足している。続編も幾つかあるが、二番煎じは成功しないという見本のような出来でとても残念だ。
6.
ローズマリーの赤ちゃん(1968年)
7.
スキャナーズ(1981年)
8.
サイコ(1960年)
9.
オーメン(1976年)
10.
エイリアン1,2(1979年〜1986年)
オカルトは好きで良く観ますが、ホラーやスプラッターはあまり見てないのでけっこう偏ってしまいましたね。
ホラーといえば13日の金曜日、エルム街の悪夢などのシリーズ物も好きは好きなんですが、あまり印象に残らないのでどうしても次点になってしまいます。
ランクインしたのは古いのばかりですけど、最近観た中ではエスターが良かったですね(ジャンルとしてはサスペンスホラーですが・・・)。
純粋なオカルトやホラーは最近作られなくなってきて、ちょっと残念です。
モエレ沼公園
高橋 和樹 for Private Time/2012.05.17
こんにちは。
高橋です。
今回は故郷北海道の素敵なスポットを紹介します。

モエレ沼公園
こちらの公園は北海道札幌市東区に2005年にオープンしました。
彫刻家イサム・ノグチが設計の監修をした公園で芸術に触れながら遊べるとても素敵な場所です。
山・池・噴水・遊具などが2K㎡くらいの敷地にあり、かなりテンションが上がります。

テンションが上がった友人のしんごくん。シャツと山の色がマッチ。
2002年度のグッドデザイン大賞を受賞しています。
北海道観光の際に是非おすすめです。
来月友人のしんごくんと数年ぶりに行く予定です。
いまからとても楽しみで紹介してみました。

マイ映画ベスト その4
若穂囲 幾良 for Private Time/2012.05.16
SF・ファンタジーからのベストテンです。
カテゴリーとしては個人的に一番好きな分野なので熱が入りますが、結果は誰もが予想するラインナップとなりました。
SF・ファンタジー
1.2001年宇宙の旅(1968年)

もはや説明不要だろう。SF映画の金字塔。それまでの映画の常識を覆す映像表現、ラストの解釈を観る者それぞれの感性に委ねる潔さ。この映画の素晴らしさは語り尽くせないが、最初に観たのは高校生の時で、冒頭の猿が暴れてるシーンで退屈して寝てしまった。大学生で再度観たときは、得体の知れない衝撃でしばらく放心状態だった。個人的には宇宙食がどれも美味しそうで、シャトルの中で食べてたチキンサンドイッチなどは見てて唾液が溢れてしまった。「美しく青きドナウ」の優雅な旋律に乗せて現れる宇宙ステーションの美しさは、脳裏に焼き付いていつまでも離れない。自分が死ぬまでに宇宙へ行けるかも、と思わせてくれた映画だ。
2.ブレードランナー(1982年)

これも映画好きなら誰もが見てる映画だろう。今となってはもはや古典に属するSF映画だが、そのテーマは永遠に色褪せない。この映画、その良さを語ればキリがないが、個人的に好きな場面は・・・JFセバスチャンがエレベーターの中でマイク越しにタイレル社長とチェスをするシーン。そしてあの謎場面・・・「give me four」「二つで十分ですよ」「No, four. two, two, four」「二つで十分ですよ!わかってくださいよっ(泣)」いったい何が二つで十分なのか、長いことマニアの間で議論されて来たが、最近になって流出した画像からボイルしたエビだったことが判明したらしい。娼婦のレプリカントであるプリス役の女優が、スプラッシュのダリル・ハンナだと後で気付いてショックを受けた。
3.コンタクト(1997年)

原作者のカール・セーガン博士を知ったのは、「COSMOS(コスモス)」というテレビの科学番組でのことだ。普通は科学の話というと難解で退屈なものだが、宇宙へのロマンを掻き立てる筋書きとセーガン博士の語り口のおもしろさで、当時高校生だった自分はいっぺんにのめり込んだ。このコンタクトは博士の宇宙観と哲学がみごとに表現された、とても奥行きのある素晴らしいSF映画になってる。結末では「宇宙への旅、未知とのコンタクト、それは心の中にある」と言ってるが如く、ハッキリした答えは出さずにいたが、博士を知ってる自分にとっては十分過ぎるほどの答えだった。あの当時、スペースシャトルの全盛時代でありSETI計画などが脚光を浴びてた時期で、この映画の設定にも妙なリアリティがあったものだが、現状の宇宙開発の凋落ぶりを見ると残念でならない。宇宙へのロマンよふたたび!
4.スター・トレック6 未知の世界(1991年)

自分はプチトレッキーなので、やはりスタートレックの映画は外せないだろう。数あるスタートレックの映画の中ではこの7作目が一番好きだ。TOSと呼ばれるカーク船長のシリーズの最後となる物語で、宿敵クリンゴンとの関係が描かれている。スタートレックはSFでありながら現代における様々な社会問題をテーマにしていて、その問題解決に至る手法や答えに共感できる部分も多い。この映画では、文化がまったく違う憎しみ合う国(星)同士であっても、誠意を持って相手と接し、手を結び、勇気と共に未来(未知の世界)へ進む姿が描かれている。そして次世代のスタートレックシリーズ(TNG)へバトンが渡されることを暗示している。
5.スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲(1980年)

自分はトレッキーであると同時に、モロにスターウォーズ世代でもあるので、やはりこれはベスト5には欠かせない。全部で6作あるわけだが、映像に関しては新しいエピソードの方が技術的に進化してるので楽しめるけれど、ストーリーでいえばこの「帝国の逆襲」が一番いい。中継ぎストーリー気味のお話だが、初登場のヨーダやジェダイについての説明、ダースベーダーがルークの父だと知った時の驚きなど、地味だが観終わったあとボディーブローのように効いてくるエピソードだ。EP.5が好きだと言うとスターウォーズマニアと思われるようだが、そこまでディープなファンではない。フィギュアやプラモはひとつも持ってないし、オモチャのライトセーバーを振り回してもいない。
6.
第5惑星(1985年)
7.
マトリックス1,2,3(1999年〜2003年)
8.
未知との遭遇(1977年)
9.
遊星からの物体X(1982年)
10.
アバター(2009年)
SFの名作は数が少ないので、ちょっと新鮮さに欠ける結果ですね。
特徴としてはスタートレックが上位に来てることや、ちょっと古い作品が多いというくらいでしょうか。
次点としてはバック・トゥ・ザ・フューチャー、エイリアン、プレデター、トータル・リコール、戦国自衛隊といったところです。
スーパーマン、バットマン、ロボコップ、スパイダーマン、ターミネーター、Xメンなどのヒーローモノや、インデペンデンスデイ、2012、アルマゲドン、ジュラシックパークなどのパニックモノはSFというよりアクションに入れたい気持ちなので、一般的なSFカテゴリではなかなかランクインしにくいですね。
一方で宇宙戦争、タイム・マシン、海底二万マイル、禁断の惑星、ミクロの決死圏など50〜60年代のSFは私の年代だと少し古すぎるようです。
猿の惑星、ソイレント・グリーン、ウエストワールドなどは好きですが・・・。
ネバーエンディング・ストーリー、ロード・オブ・ザ・リング、ハリーポッターなどのファンタジー作品がひとつも無いですが、やはり次点ですね。
マイ映画ベスト その3
若穂囲 幾良 for Private Time/2012.05.15
続いてヒューマンドラマからベストテンです。
このカテゴリーはかなり好みが分かれると思いますが、選んだのはどれもメジャーな作品ばかりです。
ヒューマンドラマ
1.パピヨン(1973年)

胸に描かれた蝶のごとく自由を求める男の物語。スティーヴ・マックィーンとダスティン・ホフマン、2人のみごとな競演が映画のすべてといっていい。パピヨンが脱獄の途中で見た楽園、そして神(シスター)にも裏切られてしまい、捕まったあと独房での気の遠くなるような過酷な日々。栄養失調で歯が抜け、ゴキブリをスープに入れて食べ、はじめは元気だったのがしだいに体力が衰えてゆき、彼の容姿も看守の容姿までも老けてゆく。淡々と進むその描写が凄まじく、見ていて吐き気がしそうだった。なんとか独房生活を乗り切った時にはもうすっかり老人になっていたが、それでも自由を求め続ける彼の姿には狂気すら感じた。
2.ライフ・イズ・ビューティフル(1998年)

涙でテレビ画面が見えない・・・前半は童話のような甘い恋愛ストーリーに胸がキュン!後半は主人公の素敵な嘘に大笑い、そしてラストの子どものセリフで号泣、そんな映画です。主人公は詐欺師イタリア人の本領発揮で嘘ばかりついてる男だけど、それは周りの人たちを幸せにするための優しい嘘。こんなユーモア溢れる愛情豊かで強い父親になりたいものだ。グイド役のロベルト・ベニーニとドーラ役のニコレッタ・ブラスキが、プライベートでも夫婦だと知ってビックリした。ボンジョ〜ルノ〜、プリンチペッサ〜!
3.スタンド・バイ・ミー(1986年)

友だちっていいものだなあ、と純粋に思える映画。主人公が言うように、あの頃のような友だちはもう二度と持てないだろう、と自分もそう思う。彼の心情をストレートに共感できる。自分も子どものころに似たような冒険ごっこの旅を経験した思い出がある。クリス役のリバー・フェニックスは早世してしまったが、ゴーディ役のウィル・ウィトンはスタートレックTNGで天才少年役で再会できて嬉しかった。なにげにキーファー・サザーランドとジョン・キューザックが脇役で出演してる。
4.ゴッドファーザー(1972年)

血は水よりも濃し、ファミリーの血を、運命を受け入れるマイケルの生き様に胸が熱くなった。自分は法事などでめったに会わない親戚が一同に集まる時には、必ずこの映画を思い出してしまう。先祖から受け継がれるこの「血潮」に抗いながらも、自分が持って生まれた血は運命であり、自ら選ぶことはできない。そんな葛藤を思い起こさせる。パート2、パート3は観るのにいろんな意味で覚悟が足りなくてまだ観ていないのだ。
5.カッコーの巣の上で(1975年)

観た当時はロボトミー手術というのを知らなかったから、エンディングでチーフがマクマーフィを殺した理由がいまいち釈然としなかった。観終わったあとの余韻がすごくて、いろんなことを考えさせられた映画。ジャック・ニコルソンの演技がハンパない。あの当時のアメリカが抱える社会問題、もしくは世相を反映してるようで興味深い。大学の時に見たのだが、自分の悶々としたモラトリアムな暮らしと、この映画の舞台である精神病院とが重なってしまい、胸が苦しくなったのを憶えている。
6.
ショーシャンクの空に(1994年)
7.
自転車泥棒(1948年)
8.
グリーンマイル(1999年)
9.
シンドラーのリスト(1993年)
10.
素晴らしき哉、人生!(1946年)
メジャー作品ばかりの中、7位の「自転車泥棒」だけ浮いてる感じですが、騙されたと思ってぜひ見てみてください。
イタリア映画のネオリアリズムの代表作です。
マイ映画ベスト その2
若穂囲 幾良 for Private Time/2012.05.14
前回の続きで、今回はアクション・アドベンチャーからベストテンです。
このカテゴリはかなり広範囲なジャンルに渡っているので選ぶのに苦労しました。
スパイモノとか戦争モノに分けてベストテンを作りたいところですが、キリがないのでとりあえず以下のような結果で、かなり大味のラインナップとなりました。
アクション・アドベンチャー
1.七人の侍(1954年)

言わずと知れたクロサワの代表作。大学生の頃に観たのだが、あまりのリアリティに衝撃を受け、それまで興味のなかった時代劇も観るようになった。派手な殺陣も演出もカメラワークも編集もないし、役者のセリフが方言で音量が足りなくて何しゃべってるか聞き取れない部分があるのに、そんな些細なことは吹き飛ばすほどの圧倒的なパワーと重みがある。今までいろいろな時代劇で侍を見てきたが、志村喬演じる島田勘兵衛ほど侍らしい侍は見たことがない。侍としての立ち居振る舞いはもとより、運に恵まれず戦もあまり巧くなく、城持ち大名にはなれないが、情け深く自らを律する心と不屈の精神を持ち、下の者の信頼も厚く、派手に散るでもなく、つねに死に場所を求めて放浪する。これぞまさに侍の中の侍、ザ・サムライなのだ。
2.燃えよドラゴン(1973年)

小学生の時に観て、映画館を出るとすぐにヌンチャクを買いに行った。アチョーアチョーと言いながら学校で振り回してて先生に取り上げられた、そんな甘酸っぱい記憶が蘇る。あれから30年、10回は観てると思う。ブルースリーの映画の中では「ドラゴンへの道」と評価が二分するが、「〜への道」は中途半端に笑いの要素が入ってるので、ストイックな拳法家を絵に描いたような「燃えよ〜」の方が好きだ。自分にとってブルースリーはもう理屈抜きにヒーローであり憧れの存在なのだ。鏡の部屋での決闘シーンはもはや伝説と化している。「Don't think. FEEL! 考えるな、感じるんだ!」彼の言葉は人生の教訓です。
3.ディア・ハンター(1978年)

これも昔の映画だが、やはり若い頃に観た映画は心に焼き付いてるようだ。公開は1978年、観たのは大学1年の時だったと記憶してるが、この映画でベトナム戦争というものを初めて知った。戦争モノ映画の中では「地獄の黙示録」や「プラトーン」などを凌いで一番好き。観終わったあとロシアンルーレットの恐怖で夜トイレに行けなかった。最後に生き残った仲間たちが集まり、失った友を偲ぶシーンが激しく心を揺さぶる。スタンリー・マイヤーズのテーマ曲「カヴァティーナ」も甘くせつない音色で涙腺を刺激する。3時間の長丁場だが飽きること無く一気に観れる。
4.野獣死すべし(1980年)

松田優作がリップ・ヴァン・ウィンクルの話を刑事に語るシーンが強烈で、セリフをぜんぶ言えるほど何度も観た。小林麻美のあまりの美しさに、撃たれるシーンを巻き戻して繰り返し観たりした。松田優作の狂気を含んだ虚ろな表情と、劇中で流れるクラシックの名曲が印象深く、それまで興味のなかったショパンのピアノ曲など聴くようになった。ショスタコーヴィッチの交響曲が流れるシーンで、松田優作が魅せる恍惚の表情は、奥歯を抜いて役作りしただけの価値はある。ラストで鹿賀丈史が激しく腰を振りながらレイプするシーンなどはもはやテレビ放送は不可能だろう。ビデオで見たのだが、いつかぜひスクリーンで観てみたい映画だ。
5.300<スリーハンドレッド>(2007年)

フランク・ミラー原作のグラフィックノベル(アメコミ)がそのまま実写になったような映画で、筋肉隆々のスパルタ兵が鬼神のように強い。ただただ単純明快に強くてカッコいい。まさに「一騎当千」を地でいく連中なのだ。色彩を抑えたハイコントラストの映像がさらにマンガの雰囲気を盛り上げていて、音を消して観てても楽しめるし、何よりも戦うスパルタ兵の筋肉がホレボレするほど美しい。あっちの気がなくても男達の裸体にクラクラしてしまうのだ。単純なストーリーとCGの多用で甘く見られがちだが、スパルタ兵役の俳優は6つに割れた腹筋を作るために全員が猛烈な筋トレをしたというから、やはりハリウッド映画はスケールが違う。
6.
影武者(1980年)
7.
刑事ジョン・ブック/目撃者(1985年)
8.
タクシー・ドライバー(1976年)
9.
キル・ビル Vol.1(2003年)
10.
ラスト サムライ(2003年)
どうでしょうか。
かなりオッサンっぽいランキングですね。
マイ映画ベスト その1
若穂囲 幾良 for Private Time/2012.05.11
昔から映画をよく観ます。
映画館は値段が高くてめったに行かなくなりましたが、今はレンタルで安く観れるのでいい時代になったものです。
週末や仕事帰りにフラッとビデオ屋に寄って、知らない映画や観たかった映画、好きな映画、棚の端から順に借りてみたり、ジャケ借りしたり、その時の気分でいろいろなジャンルを観ます。
自分の場合、デザインのイメージソースとして映画の存在は大きく、ストーリーや映像、演出など、いろいろな要素から影響を受けてるのは間違いありません。
そこで今回は、いままで私が観た映画の中でおもしろいと思ったベスト10を、感想なども添えて書いてみようと思います。
すべての映画の中からランク付けするのは、女性の好みを語るのと同様にかなり難しいので、ジャンルごとに分類して何回かに分けて書いてみます。
上位10作品なので誰もが観てる名作やビッグタイトルも多く、軽いネタバレも含むので未見の方は適当に読み飛ばしてください。
ジャンルは以下のような分け方で
サスペンス・ミステリー
アクション・アドベンチャー
ヒューマンドラマ
SF・ファンタジー
ホラー・オカルト
アニメーション
青春・ラブストーリー
コメディ
まずは「サスペンス・ミステリー」からのベスト10です。
長くなるのでコメントは上位5作品のみで。
サスペンス・ミステリー
1.ゲーム(1997年)

この映画を人に紹介するのは非常に難しい。本来なら「どんでん返しがある」という事実すら言ってはいけないと思うのだが、それだと何も言えなくなってしまうわけで・・・。ビデオ屋でなにげなく手に取ってみて、あまり期待せず観れたのが幸運だったと言える。この映画、3年前くらいに観たんだけど、最近になって劇場公開されたのが1997年だと知って驚いた。なぜなら主人公はカーク・ダグラスだと思いこんでいたから、彼の年齢からいって少なくとも30年以上前の映画だと思ってたわけで、実は息子のマイケル・ダグラスだったと知って二度驚いた。よく似てるな〜、タフガイの遺伝子恐るべし。
2.情婦(1957年)

アガサ・クリスティの短編小説が原作で、これも紹介しにくい映画だ。モノクロだし会話がメインだから馴れない人には睡魔との戦いになるかもしれないが、邦題とはあまり関係ない内容で後半からは純粋に法廷モノとして楽しめる。そしてラストでびっくら仰天。ミスディレクションも無いのに騙されてしまった。しかし最後のテロップ「結末は誰にも話さないで云々・・」というのはいただけない。偉人は自らを自慢しないものだ。主人公である弁護士役のチャールズ・ロートンの最後のセリフがいい。口うるさい看護婦役のエルザ・ランチェスターが実生活での奥さんというのもおもしろい。
3.閉ざされた森(2003年)

サミュエル・L・ジャクソンとジョン・トラヴォルタが出てるというだけで、予備知識なしで何気なく観たらすごく良かった。洋画版の羅生門といった風のストーリーで、最後はすっきり謎が解けて気持ちいい。話がややこしいので2回観てやっと細部まで理解できた。オチへつながる伏線の張り方がきわどくて好きだ。トラボルタの尋問術が素晴らしすぎて、誰かが嘘をついてるのがミエミエなのが引っかかったけど、全体的には良くまとまってて裏切られた感を味わえる。ちなみにこれを観た頃はサミュエル・L・ジャクソンがどうしてもジェダイマスターのメイス・ウィンドゥにしか見えなかったが、最近はその呪縛がやっと解けて来きた感じだ。
4.コラテラル(2004年)

トム・クルーズが殺し屋という意外な役で話題になった。この映画の魅力は、夜のL.A.とタクシーと音楽が絶妙にマッチした、とても洗練された雰囲気にある。会話もテンポがよくリズムがあって哲学的で洒落てておもしろい。「L.A.では地下鉄で死んでるヤツに誰も気付かない」そのセリフがいつまでも頭を離れなかった。それにしてもトム・クルーズのガンアクションと身体のキレはホントに素晴らしく、ただ走ってるだけで非情な殺し屋に見えてしまう。彼の映画の中では一番好きだ。腕利きの殺し屋がタクシーを使うのは設定としておかしい気もするけど・・・「人は環境に適応する」という彼の信条を表す所以か。
5.バタフライ・エフェクト(2004年)

カテゴリー的にはSFかラブストーリーのような気もするが、謎解きがメインプロットなのでミステリーに入れた。現在の記憶を持ったまま過去の自分に戻れるという設定が斬新だった。よくあるタイムトラベルの映画では、過去に戻ると自分が2人存在してしまうというタイムパラドックスに陥るけど、この映画ではその問題がクリアになっていて興味深い。エンディングで主人公と恋人の接触をめぐって3パターンのカットが存在するらしいが、噂で内容を聞く限り自分の観たDVDノーマル版が一番いいと思う。バタフライ・エフェクト2、3もあるが評価が低いので観ていない。
6.
ユージュアル・サスペクツ(1995年)
7.
トレーニングデイ(2001年)
8.
真実の行方(1996年)
9.
アイデンティティ(2003年)
10.
羅生門(1950年)
どうでしょうか
みなさんの好きな映画はありましたか?
次回は「アクション・アドベンチャー」から紹介してみようと思います。
エディトリアル制作物のご紹介です
岸 和泉 for Private Time/2012.05.09
こんにちは、クリエイティブチームの岸です。
今回は最近のエディトリアル制作物を2点ご紹介したいと思います。

ビジネス季刊誌『Think! no.41』(東洋経済新報社) 発売中です!
ビジネス季刊誌『Think!』は創刊より弊社でアートディレクションをさせていただいております。
すでに10周年を迎えた『Think!』ですが、今号ではデザインリニューアルをいたしました。
主なリニューアルポイントは下記になります。
1. 今後Think!が雑誌という枠を超えてブランドを築いていくために、シンボルとなるマークを新たに打ち立てた点。
2. それに合わせて、雑誌内容のカテゴリーをマークで可視化した点。
3. 特集ページが単調にならないようなレイアウトにした点。
4. 写真のクオリティーチェック。
今後とも「一番センスのいいビジネス誌」を目指して常に向上していきたいです!

単行本『ポーターの『競争の戦略』を使いこなすための23問』(東洋経済新報社) 発売中です!
牧田幸裕さん著書の新刊単行本のデザインを担当させていただきました。
装丁はコシ・ハリがありつつも風合いのある紙材を使用しています。
カバーは書店で目をひくよう鮮やかなクリムゾンレッド、見返しは内容の重厚さが引き立つような落ち着いたクリムゾンレッドにしました。
(見返しにはMagという紙を使用しました。初めて使ったのですが、とてもキレイな色で気に入っています!)
<お客様へ......書籍デザインは装丁からDTPまで制作をしております。 ご質問等ございましたら是非ご相談ください!>
誕生日祝いに
北中 良枝 for Private Time/2012.04.26
こんにちは。クリエイティブチームの北中です。
先日digの皆が私と猪爪さんの誕生日を祝ってくれました。
digでは誕生日の月ごとに、皆からのメッセージカードが貰えるお祝いのイベントがあります。
今回はなんと!
メッセージカードと共に、企画者の本江さんと若穂囲さんが
手作りケーキを作ってくれました!
びっくりです!
若穂囲さんはブログでもケーキの作り方などを紹介していたり、
鯛焼きを作ってきてくれたりしているのでイメージピッタリですが、
本江さんがケーキを作ってくれるなんて驚きでした。
なんと初めてのお菓子作りだったそうです。
丸いショートケーキが若穂囲さん作
ロールケーキが本江さん作

ショートケーキはスポンジがふわふわでクリームも甘すぎず滑らかで、
とてもおいしかったです!
ロールケーキはチョコ好きな私はチョコの方を頂いたのですが、
中にクーリームチーズが入っていて合性抜群でした!
私たちのために、休みの日に一生懸命作ってくれたことを考えるととても嬉しかったです。
皆さんありがとうございました!
春に思ったこと
小野田 恵子 for Private Time/2012.04.20
こんにちは。デスクの小野田です。
先日のスタッフブログとやや内容がかぶってしまうのですが・・・
春といえば、やっぱり桜。(そしてお花見ですね!)
会社のお花見はすでに詳しく書かれていますので、ちょっと別のお話を。
毎年桜の時期になると思い出す歌があります。
世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし
有名なのでご存知の方も多いと思います。
在原業平が桜の下での酒宴の際に詠んだといわれる和歌です。桜に揺れる春の心を見事にあらわした一首。私はこの和歌が大好きです。
桜が好きなので内容に共感したのはもちろんのこと、感動したのはそれがこの短い一文で完全に表現されていること!
和歌はたったの31文字。
なのにそこからは驚くほどたくさんのこと・情景・思想までもが伝わってきます。また、この歌では言葉もすごくしっくりきていて、無駄なんかありません。
これが俳句になるとさらに文字数は少なくなって17文字。それでもやっぱり、伝わってくるものはたくさんあります。
和歌や俳句は文字数などの制限ゆえに伝えるための表現が磨かれ、
そして私たち受け手も想像力を働かせて短い文からいろんな情景を読み取ってきたのかな、
なんて思います。
枕詞や洒落といった決まりごとやテクニックはあるにしても・・ずいぶん受け手の想像力を信頼していますよね。これぐらい当時の人々の間では当然だったんでしょうか?
よく、「伝えるということと、伝わるということはまったく別物である」といわれます。
仕事でのメールのやりとりやこうしてブログを書かせてもらうことを通して、言葉だけで相手に伝えたいことを伝える、ということの難しさを日々実感しています。
たくさんの情報をこめればより相手に伝わる、ということでもなく、相手がわかっていると思って言葉足らずになれば伝わりきらない。
相手の想像力を信頼しつつ、独りよがりにならないように伝えるというバランスを大切にしなければ・・。
芸術作品である和歌や俳句と、実生活でのコミュニケーションはまったく事情が異なりますが、今年はそんなことを考えてみました。
東京のソメイヨシノは終わりましたが、今は八重桜なども見ごろですね。まだまだ心はのどかになりそうにもありません。それでは、みなさん良い週末を!
名古屋城の庭園にて。

満開をすぎても見ごたえがありました。

魚突き4
若穂囲 幾良 for Private Time/2012.04.19
ワカホイです。
今まで魚突きをやってて、サメとの遭遇が一番怖かったと前回書きましたが、もっと危なかった時のことを思い出したので書いてみます。
これも数年前の話で、突き師としてはペーペーの頃(今もですが)、自然の恐ろしさも自分の愚かさも知らない思い上がった青二才でした。
いつものようにソロキャンプで魚突きをしていた時のことです。
ある島の初めて潜るポイントで、かなりの沖に出て魚を探していました。
この日は大物狙いだったのですが、魚影が薄く目指す大物は影も形も見えません。
3時間ほど経過しても収穫は無し。
あきらめてボウズ逃れとして小型のクロダイを1匹突いたあと、場所を変えるためにエントリーポイントへ戻ろうとしました。
遠くの沖まで出るときは、エントリーした場所がわかるように、陸地に何かしらの目印を決めておくのですが、この時の目印は大きな岩でした。
ところが岸の方を見ると、目印の岩はおろか見慣れない断崖が広がるばかりで、自分がどこにいるのか見失ってしまいました。
夢中で狩りをしてるうちに岸に対して左右どちらかに流されたようです。
カンで何となく左に流されたのだろうと思い、右に向かって泳ぎ始めました。
ところが泳いでも泳いでも目印の岩が見えません。
元の位置に戻って反対側へ泳いでみても同じです。
本格的に迷子になったかな・・・・。
エントリーしてからかなりの時間が過ぎて、もう陽が傾き始めています。
こうなったら適当な陸から上がって、荷物のあるポイントまで戻ろうと考え、とりあえず岸に向かって泳ぎました。
ところが、かなり泳いだはずなのに、泳いでも泳いでも岸にたどり着きません。
なんだか沖の方へ潮が流れてるみたいです。
周囲に比較するものが無くて分かりにくいのですが、たしかに潮の流れに乗って流されてるようです。
以前にダイビングの講習で聞いていた「離岸流」という現象みたいです。
この流れに捕まると、いくら泳いでも体力を消耗するだけで、いつまでも岸にたどり着けないと言われてます。
実際に遭遇するのは初めてで、かなり焦ってきました。
こういう時は、流れに対してナナメに泳げば脱出できると聞いた事があります。
その通りに実行するも、1日中泳いでいた疲労が溜まって思うように進みません。
鉛のように重くなった足を動かして、なんとか岸にたどり着きましたが、そこは断崖になってて上陸できる場所がありませんでした。
しかたなく崖沿いに泳いで、上陸可能なポイントを探すことにしました。
すでに辺りはかなり暗くなっていて、あと30分もすれば陽が沈む時間です。
焦る気持ちとは裏腹に、思うようにカラダが動きません。
いつまで進んでも崖ばかりで、このままではラチがあかないので、とりあえずカラダを休めながら、これからどうするか冷静に考えることにしました。
小さな岩礁に腰をおろして、まずは今までの行動を思い出しながら、エントリーポイントがどこか考えました。
しかしいくら考えても自分のいる場所がどこなのかも思い出せません。
すでに日が沈み、辺りは薄暗く、波も高くなってきました。
近くに人影はおろか港もないので、漁船が通る可能性はほとんど無く、助けを呼ぶこともできません。
こうなったら選択肢は2つ。
しばらくカラダを休めてから上陸ポイントをもう一度探すか、ここで朝まで待ってから探すか・・・。
このまま暗闇の海の中をやみくもに泳げば危険は増すばかりです。
かといってここで夜を明かせば寒さでどうなるか分からない。
いくら初夏といっても海パン1枚で夜の寒さを乗り切れるかどうかわかりません。
どちらが危険か天秤にかけ、結局ここで朝になるのを待つことにしました。
明るくなれば、助かる道も開けるだろう。
朝から何も食べてなかったので、ボウズ逃れにキープしておいたクロダイを食べました。
皮を剥いで丸かぶりするも、醤油も塩もないのであまりウマくないです。
とりあえず空腹は収まったので、少し広い岩礁へ移動して横になりました。
どれくら時間が経っただろう・・・。
月は雲に隠れてるし、星も見えない。
時計も無いので時間も分かりません。
ただ暗闇の中で岩に打ちつける白い波だけがぼんやりと光っています。
じっとしているせいか、かなり寒くなってきたので、体操したり踊ったりして気を紛らわせました。
それも飽きてきて、することもないので海の方をじっと見ていました。
「遭難」の二文字が頭をよぎります。
意識を保ってないと寒さで死ぬかもしれないな・・・。
カラダの震えが止まりません。
すると、地平線の彼方に微かな明かりが見えます。
最初は漁船の漁り火かと思いましたが、かなりの高速で動いてるみたいです。
しばらくして島へ向かう旅客用の高速艇だと分かりました。
左へ移動してるところをみると、港があるのは陸地を背にして左ということにります。
地図を思い浮かべてみると、エントリーした場所からは船の航路が見えなかったはずです。
となるとエントリー場所は陸地を背にして右ということになる・・・。
なんとなく位置関係が分かってきました。
崖に向かって左へ進めば、距離はハッキリ分からないものの元の場所へ戻れるはずです。
すこし悩んだ末に行くことにしました。
この寒さでは朝まで持ちこたえられません。
暗闇の中、浅瀬を泳ぐと波に押されて岩礁と衝突する危険があるので、少し沖へ出てからゆっくりと慎重に進みました。
夜の海の中は真っ暗で1m先も見えません。
陸地の薄暗いシルエットだけを頼りに左へ左へと進みます。
かなり長いこと泳いでいると、やっと崖の切れ目が現れて、上陸出来そうなポイントにたどり着きました。
おそらく、とっくに日付が変わってる時間でしょう。
もうクタクタです。
長いこと海水に浸かってて凍えそうに寒かったので、とりあえずそこから上陸しました。
しかし、すぐに行き止まりになったため、少し休憩してから海へ戻り、他の上陸ポイントを探しました。
何度かそんなことを繰り返しているうちに、やっとのことでエントリーした付近の地磯にたどり着きました。
暗闇の中で荷物を見つけ、時計を見ると午前2時を過ぎていました。
カラダを拭いて着替えると、もう一歩も動けないほど疲れていたので、テントも張らずにシュラフだけ敷いてそのまま爆睡しました。
朝の直射日光で目が覚めると、身体は少し重いものの体調は崩してないようです。
コーヒーを飲み、メシを炊いて空腹の胃にお茶漬けをかっ込むと、やっとひと心地つきました。
そしてタバコを吸いながら、昨日の自分の軽率な行動を思い起こすに、どれだけ海を侮っていたか反省することしきりで、自然の中で自分がいかにちっぽけな存在であるかを再認識させられました。
泳ぎは得意だ、自分の身は自分で守れる、自分だけは大丈夫、なんの根拠も無くそう思い上がっていた愚か者にとっては、自分を顧みる貴重な体験だったかもしれません。

写真は今使ってる手銛です。
カーボン製のkoisan手銛という既製品で、ネットで探せば誰でも買えます。
2本継ぎを3本継ぎに改造して、長さは3.5mあります。
突き師の使う手銛としてはオーソドックスなタイプで、値段もリーズナブルです。