モバイル・ファーストを考えてみました。

本江 慶太郎 for Private Time/2011.11.24


 こんにちは。ディレクションチーム、開発チームのリーダーをしている本江です。

会社で各社員がブログを書くことになりました。とうとう私の番がやってきました。まさか自分がブログを書くとは思っていなかったので、かなり困惑していますが、主に仕事をテーマにした内容を自分自身の勉強のためにも書かせて頂ければと思っています。
 

 






本題ですが、ここ最近スマートフォン系の案件が非常に多くなり、私が担当させて頂いている案件だけでも既に7割以上がスマートフォン関連となってきました。

みなさんの日々の生活においてもスマートフォンが大きな割合で浸透し、影響しているのではないでしょうか?そこで、今年の初めに話題となった「モバイル・ファースト」というキーワードを改めて考えてみました。

当時は、「モバイル・ファースト」とは急成長するモバイル市場を踏まえたWebサイト設計において、「モバイル版のWebサイトを最初に設計する」といった漠然とした理解でしかなかったことに加え、日本はそもそもモバイル先進国で、ケイタイでサイトを検索したり、買い物をしたり、ゲームをしたり、GPSを利用したりと当たり前のように使っていたこと、さらにケイタイ小説がヒットするなど文化にもなっていることから、今さら何を言っているのだろうと思っていました。

今考えてみると、デスクトップ(PC)とモバイル(ケイタイ)は分裂していて、ほぼ違うメディアとしての位置づけだったように思いますし、制作現場においても業種として分かれており、競合する関係ではありませんでした。

しかし、「モバイル・ファースト」とは、単にPCが駆逐されスマートフォンを代表とするモバイルが主流になると言った表面的な事象ではなく、PCとモバイルが融合した形を前提とした考え方です。融合すると各特性、主に長所のみが組み合わされ、短所は補完されることで進化論的な発展を遂げ、それによって生み出されるものは正に複雑系。想像を絶するサービス、イノベーションが次々と生み出され、それに対してどう対応していくべきかを提示したものだと今は思っています。

ケイタイとスマートフォンでは電源、画面サイズ、細い回線など同じ問題を抱えていますが、大きな違いはスマートフォンには小さな画面を補完する優れたUI、アプリケーション、PC並のWeb環境が整備されていること。さらにHTML5、CSS3の完全実装に加えGPS、各種センサーなど最新の機能がPCより早く実装されていることです。その理由として、Apple、Google、Facebook、Microsoftなど世界的な企業が「モバイル・ファースト」を前提とした開発に取り組んでいるからだと思います。

ここ数ヶ月ではありますが、様々な案件をやらせて頂いて「モバイル・ファースト」の考え方も何となくではありますが、理解できました。PCサイトの制作ではほとんど考慮に入れてなかった「位置情報」「リアルタイム性」「プレゼンス」を取り入れ、コンテキストを重視したサイトのご提案/設計/実装はもちろんのこと、マルチプラットフォームに対応したレスポンシブWebデザインなども積極的に取り入れていきたいと思っています。

今の現象は序章に過ぎず、ここ数年いや数カ月単位で大きな変革の波が次々と訪れ、生活はより便利になり、様々な変化が起きるのではないかと思います。特に私たちの様な制作会社はこの波を一つ一つクリアしていかないと、あっという間に時代に取り残されてしまいます。そうならないよう常にアンテナを張り、いち早くこの変化に対応し、お客様に提案をしていきたいと思っています。

 

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