かっこいいおじいちゃんおばあちゃん

若林 咲 for Private Time/2011.11.28

こんにちは。コンサルティングチームの若林です。

このブログがスタートして、まもなく1ヶ月。私の順番は最後から2番目です。
昔から出席番号は最後の方なので、何かの順番が回ってくるタイミングは大体このくらいです。
ただし、たまにひねくれ先生が出現し、「じゃあ今回は後ろから行こうか!」
と言い出したりするので油断はできません。
個人的な見解ですが、出席番号というか苗字の頭文字は、
少なからず人格形成に影響を与えていると感じています。
『あ行』の方々は、きっと何かの際にはじめに指名される機会が多いので、
臨機応変に対応したり、物事に順応しやすくなるのではないでしょうか。
統計的に分析をしてみたら、結構面白い相関関係が現れると思っています。

閑話休題。ブログの記事を書かなくてはいけません。
何を書こうか迷いましたが、シンプルに自分が好きなものについて書いていくことにします。

今回は、私がもやもやとした気持ちになってしまったときに観たくなる映画をご紹介します。
なんだかうまくいかないな、物足りないな、そんなときに観たい映画です。

ご紹介するのは、『ヤング@ハート』という映画です。
この映画は、アメリカのマサチューセッツ州にあるノーサンプトンという小さな町の
平均年齢80歳以上のコーラスグループ『ヤング@ハート』のドキュメンタリー映画です。
young.jpg

おじいちゃんおばあちゃんが趣味でコーラスをやることはよくあると思いますが、
この映画のコーラスグループが歌う曲は、ボブ・ディランやジェームス・ブラウン、
コールドプレイなどのロックやR&Bの名曲たちです。

この映画でおじいちゃんおばあちゃんが歌う曲のリストは以下です。

1.Should I Stay or Should I Go/ザ・クラッシュ
2.I Wanna Be Sedated/ラモーンズ
3.Purple Haze/ジミ・ヘンドリックス
4.Golden Years/デヴィッド・ボウイ
5.Road to Nowhere/トーキング・ヘッズ
6.Dancing in the Dark/ブルース・スプリングスティーン
7.Forever Young/ボブ・ディラン
8.Staying Alive/ビー・ジーズ
9.Nothing Compares 2 U/プリンス
10.She's Not There/ゾンビーズ
11.Schizophrenia/ソニック・ユース
12.I Got You(I Feel Good)/ジェームス・ブラウン
13.Fix You/コールドプレイ
14.Yes We Can Can/アラン・トゥーサン

ソニック・ユースのスキッツォフォレニアを聴いたときの皆さんの呆然とした様子は、
少しコミカルでクスッと笑ってしまいます。
でも、クラシックやオペラが大好きなおじいちゃんおばあちゃんが、
そういった耳慣れない曲を繰り返し練習し、自分たちの楽曲としていくのです。
これまで重ねた人生の中で、様々な経験を積み、知識や知恵を得ている方々が、
とてもシンプルに、まっすぐに物事に取り組んでいる姿が画面には映し出されています。
自分たちの価値観から外れたものを拒絶するのではなく、受け入れ、理解し、認め、
自分たちのものとしていく姿勢は、とてもかっこいいです。
そして、楽曲が出来上がるまでの過程をみんなで楽しんでいる姿は、
ものすごく素敵でうらやましく感じてしまうのです。

「私は、なんてひねくれ野郎なんだろう」と、この映画を観るたびに猛省してしまいます。
そして、少しだけ捻じ曲がっていた視点はまっすぐに、
ほんの少し絡まっていた心はすっきりと、とてもニュートラルな気持ちになります。

経験や学びによって得られる知識や知恵は、良くも悪くも、
そのすべてが意図せずとも自らの思考フィルターとなると私は感じています。
見識やノウハウになることもあれば、思考や行動を妨げる足枷にも成り得ると思うのです。
知っていたり、想像できてしまうからこその臆病フィルターです。
この映画のおじいちゃんおばあちゃんには、その臆病フィルターがありません。
好奇心と冒険心のみで、まだ何も知らない子どものように楽しそうに歌っているのです。
自分の中に既にある価値観に囚われず、常にニュートラルに物事や事象と対峙し、
何事も好奇心と冒険心を持って、『楽しむ姿勢』を持つことで、
本当に良いモノを生み出していくことが出来るのだと痛感します。
私も、あのおじいちゃんおばあちゃんのように、digのスタッフと楽しみながら、
より良いモノを生み出していけたらいいなと思っています。

ちなみに昨年の3月に行われた、このコーラスグループの来日公演に行きました。
皆さんご高齢のため、日本までの長旅はきっと無理だと思っていたので、
来日を知ったときは感激!でした。
その公演では、日本の楽曲も歌ってくれました。
歌ったのは、RCサクセションの『雨上がりの夜空に』とザ・ブルーハーツの『リンダリンダ』、
坂本九の『上を向いて歩こう』です。

やっぱりかっこいいじゃないかと思うのです。

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