飲まないけど、心に沁みた水

高橋 一嘉 for Private Time/2014.10.19

先日部屋の掃除をしていたら、自動車アクセサリーを専門で扱っているお店で買った
ミネラルウォーターが出てきました。

10年くらい前に、とても綺麗なボトルシルエットに惹かれて衝動買したものです。
購入後に調べてみると日本ではちょっと珍しい、チェコのマットーニ社製品で、
ヨーロッパでは古くから親しまれているメジャーなミネラルウォーターだと分かりました。

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そしてなぜこの水が自動車アクセサリー屋に置いてあったかというと、ボトルデザインを手がけたのがピニンファリーナだったからです。車好きなら言わずと知れた、フェラーリーなどのデザインを行っいるイタリアのカロツェリアです。

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Farrari 360 Modenaと Alfa Romeo GTV。共にピニンファリーナのデザインです

古き良き伝統と品質を誇るミネラルウォーターが、モダンなフォルムをまとう。
伝統と先進の理想的な融合と絶賛されたそうです。

僕はピニンファリーナのような「ひと目で人を魅了することができる」車のデザインに携わりたいと工業デザインを学び始めました。
紆余曲折あり、卒業後工業デザインではなくwebデザインの道を選び仕事をしています。
ですが根底にあるものは共通で「魅力的なデザインは人の心を動かす」ことができると思っています。

何気なく手にとったボトルが、憧れのカロッツェリアのデザインだったこと。
このことは車にかぎらず、日常を取りまく全てのデザインに、人の心を動かす力、可能性にあふれていることをあらためて気づかせてくれました。

とはいえ、この10年間を振り返ってみると、100%満足のいくデザイン、
提案ができたと実感したことは、本当に一握りしかありませんが。。。

ユーザの心に響くデザインがしたいという初心に立ち返り、
デザインの仕事に携わっていきたいと思います。

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